本日、熊本県の蒲島郁夫知事が、川辺川ダム建設の白紙撤回・ 建設中止を求めた。
今日開会した、9月県議会で、熊本県・相良村に計画する川辺川ダム計画について「現行計画を白紙撤回し、ダムによらない治水対策を追求すべきであると判断した」と述べたのだ。

地元住民の粘り強い、長期にわたる運動の成果である。本日の記者会見で市田書記局長は「国は知事の意見表明に従うべきだ」と述べ、ダムによらない治水に切り替える事を求めた。

私も、2004年11月に「日本共産党国会議員団川辺川ダム調査団(団長:こくた恵二)」 として現地調査を行うなど(写真左上)、この問題を何度も調査・国会で追及をおこなってきた。
当時の現地調査を報じた熊本日々新聞には私のコメントとして『河川の掘削やしゅんせつで河道に十分余裕ができ、ダムによらない治水は可能。それは古くからここに住んでいる人が一番分かっている。そうした住民の意見をしっかり受け止め、国会の場でダム問題解決に尽くしたい』(熊本日日新聞2004年11月13日)と掲載されている。

それだけに、今回の知事の決断に敬意を表したい。国は知事の意見に従うべきだ。

http://www.kokuta-keiji.jp/cat1/post_761.html