昨日は豪雨の中、町田ゼルビアの応援に野津田に行ってしまったが





実は同時刻に日本ダービーも行われていた





クルヴァさん東京競馬場のファンファーレも聞き逃してないですよ・・・





最近忙しくてなかなか競馬も見れず、馬券も買ってないが





昨日はゼルビアの勝利とともにこちらもブラボーだった





新たにダービー馬となったのはオルフェーヴル





皐月賞も制しているので、このダービーでクラシック二冠を達成した





しかも昨日の豪雨でまさに力のいる泥んこ馬場の中





非常に強い勝ち方をしている





秋に行われる菊花賞で2006年のディープインパクト以来の三冠馬がかかる





と、ここまでは今まで競馬史上22頭目のよくある二冠馬の話だが





泣けるのがその「父・ステイゴールド」・・・





知る人ぞ知る「黄金旅程」そして「阿寒湖特別馬」である





たぐい稀なる勝負強さを名馬サンデーサイレンスから受け継いでいるものの





その激しい気性が災いして





準オープンも勝ちきれなかったが、GⅢで2着に入ったためかろうじてオープンクラスへ





そこでもGⅢだろうがGⅡだろうがGⅠだろうが、相手関係が強かろうが弱かろうが





勝てないけど必ず馬券対象の2・3着に飛び込んでくる





有馬記念5年連続3着のナイスネイチャや偉大なる3着馬ロイスアンドロイス





肩を並べ、その時に下級条件しか勝っていなかったので「阿寒湖特別馬」と呼ばれた





転機は鞍上が武豊に代わり、GⅡ目黒記念を勝ってから





そこから重賞もコンスタントに勝ち、ドバイシーマクラシックの海外重賞も制覇





あとはGⅠ勝ちだけが期待される





ただやはり国内GⅠは勝ちきれず、現役最後に登場したのが




香港ヴァーズGⅠ




ここでいつものように寄れながらも最後は目の覚めるような末脚で初GⅠ制覇





それも海外GⅠだった





この時のステイゴールドの広東語表記が「黄金旅程」だった






スポーツ新聞一面を飾る大ニュースに当時涙した・・・






その後引退し、種牡馬として第二の馬生をスタートするが






父が名馬サンデーサイレンスだけにステイゴールドの成績以上の





ダービー馬や天皇賞馬の兄弟種牡馬がわんさかいる





スタートの時点で自らの「2着馬馬生」のため不利があった





しかしここからの巻き返しが凄い





種付け初年度のドリームジャーニーがいきなりGⅠを勝ち





古馬になってもGⅠ宝塚記念を制覇





そのあとのナカヤマフェスタ宝塚記念を勝ち





とんでもないのがそのナカヤマフェスタの





世界最高峰レース凱旋門賞を2着





2着というのがステイの息子らしいが・・・





そして今まで自らが出走すら叶わなかった





日本ダービーを冒頭で紹介した息子のオルフェーヴルが





制覇したわけである





これでディープインパクト以来の三冠馬





ディープインパクトの甥(ディープとステイは父が同じサンデー)から誕生すれば





数多いサンデーサイレンスの息子たちの中から後継として二代目盃を受けるかもしれない・・・





それこそステイゴールドのJRAへの逆襲





第一部・完





なのではないだろうか





ちなみにどんなに名馬でも、子供が全く走らずに





種牡馬廃用、行方不明になった名馬も数多くいる






ステイゴールドは馬格が小さく気性が荒いので





いわゆる狂犬みたいだったが





今でこそ明かされているが当時より関係者の間では相当能力を買われていたらしい





個人的には現役時代より大好きな馬だったので





壮大な下剋上物語




まさに「黄金旅程」にふさわしく




見ていて楽しい・・・





強引かもしれないが町田ゼルビアだって




いろいろな苦しい過程を経て




世代交代しながらここまで来たはず




最後は「黄金旅程」




今スタンドに来ている子供たちや




そのまた子供たちが




まずは天皇杯制覇とか




ACL制覇とか達成して




程よいところで




J1のリーグ戦優勝することで




いつぞやはスタンド問題で奈落の底に落してくれたなこの野郎!




と協会に下剋上してみたものである・・・




生きている間に見たいなあ・・・




まずJ2昇格だよなあ・・・