玉村八幡宮 戌亥詣の御朱印&夢符(群馬県佐波郡玉村町) | まほろば御朱印紀行

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 群馬県玉村町に鎮座する玉村八幡宮に参拝する。今年に入り、初めての参拝である。

 まずは社殿で参拝。
 二礼二拍手一礼の作法で参拝です。

 となりの厳島神社か弁天社にも参拝。
 授与所にて御朱印を頂きました。戌亥の日は見開きの御朱印が頂ける。福寿草の印が押される。御朱印代は500円。

 こちらの「諸願成就夢符」を頂きました。初穂料500円です。「大吉」と書かれた袋に入っています。
説明文。
「なかきよの とおのねふりの みなめざめ なみのりふねのおとのよきかな
 この歌は回文といって、上から読んでも下から読んでも同じ文となり、いつになっても終りがこないということで、めでたいものとされております。江戸時代、この回文を書きこんだ七福神宝船の刷り物は初夢札といわれ、お正月に枕の下に入れて寝るとしあわせがくると信じられておりました。
 このおめでたい絵符を『諸願成就夢符(ゆめふだ)』として授与致します。心願成就のお守としてお持ちいただいても、或は、商売繁昌除災招福のお礼として袋より取り出して神棚に下げていたいても結構です。」

 この宝船と七福神の謂れを調べてみました。次の通りです(大修館書店刊『日本の神仏の辞典』による)。
「【宝船】
 金銀財宝や七福神を乗せた帆かけ船の図を描いた呪符。
 図の上に『長き夜のとをのねぶりのみなめざめなみのりふねのをとのよきかな』という回文の呪歌が書かれており、正月二日な枕の下に入れて寝ると吉夢が見るとされる。悪夢を見たら川に流した。
 海の彼方から幸運が招来されるとする信仰に、陰陽道の夢占いが結びついたものである。

 【七福神】
 福をもたらす七つの神仏で室町時代の成立とされる。恵比寿・大黒・毘沙門・弁天・布袋・福禄寿・寿老人をさす。仏教の諸天に道教や神道の神を加えて七とした。中国の竹林の七賢がもととされる。
 福の神とされていた恵比寿神・大黒天に北方の守護仏である毘沙門天をくわえ、布袋・寿老人・福禄寿という中国の福の神をあわせた。
 これらに始めは女性神の天鈿女(あめのうずめの)命を入れて七福神とした。猩々・鐘馗・稲荷・吉祥天の入るのもあるが、江戸中期には現在のような弁財天(弁才天)を入れる七福神となった。
 江戸時代になると、谷中や向島などの寺で七福神を祀って、それを遊山がてらにめぐる、七福神詣でが正月行事として流行した。これは初夢に七福神の乗っている宝船を見るとよいとする信仰から始まったものだが、初夢売りがこの絵を縁起物として売り歩いた。」




神社名:玉村八幡宮
鎮座地:群馬県佐波郡玉村町下新田1番地
祭 神:誉田別命 気長足比売姫 比咩神
配 祀:素盞嗚命 健御名方命 大鷦鷯命 熊野久須毘命 大己貴命 倉稲魂命 火産霊命 大日孁命 豊受姫命 菅原道真命 伊弉諾命 伊弉冉命 櫛御気命 瓊々杵命
社格等:旧県社