本日は、雛道具「三面揃」その1のご紹介です。
雛道具とは、雛人形等の雛段を飾る調度品のことです。
三面揃は、将棋盤
、碁盤
、双六盤
の三種
を合わせ
た雛道具
です。
将棋盤の寸法;59mm×47mm×高さ28mm(盤厚み13mm)
碁盤の寸法;67mm×58mm×高さ34mm(盤厚み17mm)
駒入れ・碁笥の寸法;16φmm×蓋込高さ16mm
将棋駒・碁石はありません。
双六のサイコロ・白コマ・黒コマはありません。
将棋や碁は、プロやアマの方など多くの皆様に、楽しまれています。
一方、双六は、双六盤
を使った遊びですが、良く判りませんね。
双六盤は、古くはサイコロの偶然性に頼る要素が大きいので、賭博
として行われたため、日本書紀には689年に初めて禁止令が出され、平安時代、鎌倉幕府、江戸幕府でも、度々禁止令が出されていたようです。幕末期に衰退されたと言われています。
私の知っている双六は、絵双六で、紙に絵を描いてサイコロを振って絵の上のマスの中にある駒を進めて上がりを目指すもので、小さい頃の遊び道具でした。
将棋・囲碁に双六を加えて、雛人形の調度品に加えたのは、宮中行事の名残りかもしれませんね。(勝手な推測なのでご容赦のほど・・・)
ミニチュア収集家としては、雛人形(雛飾り)より、調度品の精巧な造りに注目です。
ではまた。