The noon. | エース栗原の「明日やろうはバカ野郎だ!」

The noon.

スポンサーとの契約が切れ、何もない状態になりました。しかし、そんな僕に手を差し伸べてくれる方々がいて、そんな方が1人でもいる限り競技を続けようと心に誓った1年前のブログ。

あれから僕は何をしてきたのか。


全てはそう、あの景色を見に行くために。


1.「常に今の自分の力を分析・意識をする。」

何が無茶で何が手抜きになるのか。
僕にコーチはいません、しかし僕には経験があります。

経験とは何か、それは日々の練習です。しかも色々な種類の練習。

自分を理解していれば、レースの時に辛い瞬間を迎えても、焦ることはありません。それはきっと周りも辛い瞬間だと思いこむ。

レースの時の辛さよりも練習の時の辛さの方が絶対に大きい。

例えば、吹雪の中も含め300kmこいだのにまだ130km残っている精神的な辛さとか。あ、これはオレだけか!笑

例えば、ラン42kmバイク200kmやったのに、最後にラン60km残っている体力的な辛さとか。あ、これもオレくらいか!笑

でも、こんな辛さ(当時はネタ作りと考えています)を経験しているからこそ、僕はレースというパフォーマンス発揮する場で折れなくなった。


2.「折れない気持ちを持つ。」

経験とともに、行動・活動の司令塔である脳にも問いかけます。

出来るだけ、いやウザいくらいにポジティブに。

レース前の静寂時に僕は「オレは強い、オレは速い。絶対に出来る。オレだから出来る。」と言いかせるのがルーティーンです。

前述した辛い場面でも経験の他に、「オレが辛いということは周りはそれ以上に辛い。今のオレはキレてる!」

それが例え周りと同じ辛さで同じペースだとしても、気持ちは大きく体の動きを左右します。

レースにおいて自分を自分で精神的な窮地に追い込むことはしない。
ダメ、絶対。Take it easy.


3.「自信と自覚を持つ。」

世の中には山ほどスポーツ種目が存在し、その種目の中にはそれぞれトップで活躍する選手がいます。

デュアスロン=カーフマンシリーズのエリートでトップ選手として活躍するということ、それはランニングとバイクのエキスパートということです。

レース前、僕は色々な方と話をします。そこではもちろん他愛ない話もしますが、試合前の体の状態や調子を話します。

そこで僕は決して「いやぁ、全然ダメですよ~。走れてないです。」とは言いません。むしろ「調子は良いです。頑張りますよ~。」と言っています。

トップ選手というのは憧れです。それ以外の選手の目標になります。

そんな選手がレース前に「練習してないから、全然ダメ~!笑」と声高らかに言っていたら憧れはしないでしょう。少なくとも僕は憧れないので、僕が憧れる像を自分でも体現します。

そして、レース後に結果を残せた時、「ラッキーだった。」とは言いません。強い意志で手繰り寄せた努力の結晶だと…までは言わないけど、こう言います。

「日々のコツコツ重ねた努力。」


4.「強い意志を持ち続ける。」

僕は絶対に復活するという強い意志を持ち続けました。そんな中で様々な方々と色々な繋がりで出会いました。

そんなすべての出会いは偶然なんかじゃなく、お互いの持つ強い意志が引き寄せた必然だったと考えます。

全力で復帰しようとする僕を、
全力でサポートしてくださる方がいます。全力で応援してくださる方がいます。

そんな方々に「ありがとう」だけじゃとても返しきれないから、僕は走りや姿勢で返して行きます。


カーフマン北関東stage
第2位

あの景色まであと1人。

今後とも応援よろしくお願いします。

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スポンサー
BODY TUNE 様
山梨峡北交通 様
まる治療室 様

使用機材
ランシューズ:adidas Takumi Ren Wide
ソックス:R×L SOCKS
バイク:PINARELLO DOGMA 65.1 Think 2
コンポ:DURA-ACE9001
ホイール:BORA ULTRA
タイヤ:VELOFLEX
ウェア:2XU
グローブ:GOLD WIN

「明日やろうは、バカ野郎だ!」
エース栗原正明