ブログを始めるにあたって、現時点で国産オオクワガタについて思うことを書くところから始めようと思います。

 

私は極太も大型も自然な型の国産オオクワもどれも好きです。

誰よりも国産オオクワガタのことが好きだと、自分では思っています。

オオクワガタの個体そのものも、もちろん好きですが、「国産オオクワガタ」という種そのものが好き、といったほうがしっくりきます。

 

国産極太オオクワガタは交雑だ、というのはオオクワ飼育者なら大半の人が聞いたことがある話題でしょう。

今回はこの話題について書いていこうと思います。

 

そもそも、極太が交雑だといわれるのは、国産オオクワガタとは違った形質が発現しているためです。

  顎先が折れ曲がっているとタイワンとの交雑だ。

  内歯が重なっているとホペイとの交雑だ。

こんなことがよく言われます。

 

いや、個体差だろ(笑)

何か特徴のある血統(大型血統など)の作出者は個体差をより顕著に示すような掛け合わせを考えているはずです。

そのために、例えば大型血統なら、「大きい」という個体差が表れている個体同士を掛け合わせます。

その結果、より大きいサイズのオオクワガタが作出されています。

顎が太くなるように掛け合わせていけば、国産の顎が太い血統があってもおかしくない。

と思います。

 

ここで、理解しておいてほしいのは私の主張が

「国産でも極太は作れるはずだ」

ということであって

「世の中で流通している国産と称された極太血統がすべて国産である(交雑ではない)」

ということではありません。

 

交雑によって出来た極太血統も沢山あるとは思います。

私はそれらを否定する気は毛頭ありませんし、私が極太血統を購入するときは交じっているというつもりで購入します。

(だからと言ってホペイと交配させることはありませんが、、、)

そのため私は国産極太というでジャンルで見て、産地などは気にしません。

自分の作りたい形になるよう国産極太の中でブリードをしています。

 

まあ、交じっているものを国産というのはいかがなものか、とは思うので「国産極太」というジャンルの名前は違う名前に代えたほうがいいでしょうね。

私は国産極太をTJBと呼んで、血統名の後ろにTJBと付けています。

 

注意してほしいのは純国産で国産の極太を作出している血統はTJBではありません。

純国産の場合は他産地との交配はするべきではないですし、産地が明確な純国産オオクワガタなんてとても貴重です。

これこそ本当の「国産極太」。

そのような血統にはお金に代えられないほどの価値があると思っているので信頼できる同産地の個体と掛け合わせて累代するべきだと思います。

 

来シーズンから自分で純国産極太に取り組む予定です。

(極太が交雑か確かめるためではなく、単純に国産の形と極太が好きなので)

 

追い追い飼育している個体の紹介などもしていきたいます。

今回はこの辺で