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(1)大部分の赤字企業は経営診断後1~2年以内に黒字化
できると考えています。
経営診断結果で全社のベクトルを合わせ真摯な経営
改善への取組みが当然前提になります。
(2)一部の赤字企業は手におえないケースもあり得ますし、
黒字化するのに大きな痛みを伴い時間がかかるケース
もあり得ます。
赤字企業と一言でいっても赤字の程度(特殊要因による
一時的な赤字~長年赤字を垂れ流し債務超過転落)や
赤字の根本原因が何か等により黒字化の難易度は
大きく違います。
どんな名医でも全ての患者を救える訳ではないのと同様、
優秀なコンサルタントでも救えない企業はあります。
(救えない企業の例)
①手遅れのケース。
②陳腐化等で時代に取り残された製品サービスしか
提供できない会社(これも広義の手遅れ)。
③大企業の子会社等で「絶対潰れない」という親方
日の丸意識で赤字を垂れ流している会社。
このような企業でも救える会社は多いと思うが、
再建に乗り込んでくる人の足を引っ張ったり、お手並み
拝見的な態度で協力しようとしないケースが往々にして
みられる。
このような会社では不正が横行し会社を食い物にして
いる輩も多いので、真面目に会社を立て直そうと努力
する人を潰しにかかる。
自分の既得権を守る為である。
経営者は傷みを伴う改革を断行するか撤退するかの
決断をしなければならない。
先送り、無作為は許されない。
(3)経営診断の結果で早期に黒字化できる会社か時間が
かかる会社か再建を断念すべき会社かを見極めます。
(4)いずれにしても経営診断で早期に黒字化するか少なくとも
出血がかなりの部分止まり赤字幅が縮小することは間違い
ありません。
赤字幅が拡大するような助言をすることはありません。