Q3 赤字企業ですが経営診断で黒字化できますか。 | 海外事業の助っ人 深川国際経営

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(1)海外拠点の経営改善を切実にお考えの経営者
(2)海外駐在員
(3)海外拠点監査を担当されている方

A3
(1)大部分の赤字企業は経営診断後1~2年以内に黒字化
   できる
と考えています。
   経営診断結果で全社のベクトルを合わせ真摯な経営
   改善への取組みが当然前提になります。

(2)一部の赤字企業は手におえないケースもあり得ますし、
   黒字化するのに大きな痛みを伴い時間がかかるケース
   もあり得ます。

   赤字企業と一言でいっても赤字の程度(特殊要因による
   一時的な赤字~長年赤字を垂れ流し債務超過転落)や
   赤字の根本原因が何か等により黒字化の難易度は
   大きく違います。

   どんな名医でも全ての患者を救える訳ではないのと同様、
   優秀なコンサルタントでも救えない企業はあります。

   (救えない企業の例)
   ①手遅れのケース。
   ②陳腐化等で時代に取り残された製品サービスしか
    提供できない会社(これも広義の手遅れ)。
   ③大企業の子会社等で「絶対潰れない」という親方
    日の丸意識で赤字を垂れ流している会社。
           このような企業でも救える会社は多いと思うが、
    再建に乗り込んでくる人の足を引っ張ったり、お手並み
    拝見的な態度で協力しようとしないケースが往々にして
    みられる。
    このような会社では不正が横行し会社を食い物にして
    いる輩も多いので、真面目に会社を立て直そうと努力
    する人を潰しにかかる。
    自分の既得権を守る為である。
    経営者は傷みを伴う改革を断行するか撤退するかの
    決断をしなければならない。

    先送り、無作為は許されない。

(3)経営診断の結果で早期に黒字化できる会社か時間が
  かかる会社か再建を断念すべき会社かを見極めます。

(4)いずれにしても経営診断で早期に黒字化するか少なくとも
  出血がかなりの部分止まり赤字幅が縮小することは間違い
  ありません。

  赤字幅が拡大するような助言をすることはありません。