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 平日とほぼ変らない時刻に起きて入浴した後、洗濯機を回し乍ら朝食を摂るのですが、最近は誰かしらリビングで寝転んでいるのでTVの音が出せません。土曜日のアド街を観ていると《虎に翼》のヒャンちゃん(ハ・ヨンスさん)がゲストだったので、「後でちゃんと音も聞こう。」と思っていたのですが、早くもこくらげ宇宙人夫人に消されていました。

 二度寝から覚めてもまだ7時でしたので、暫くごろごろしていましたが、思い立って8時台に出掛けることにしました。
 港区内で仕事をしている割に区内に出掛ける用が在りませんので、久し振りに街歩きをしてみることにしました。

 スタートは高輪ゲートウェイ駅にしたのですが、駅前再開発のお蔭で出口が良く判りません。おまけにコンコースのガラスに向ってダンスのレッスンをしている女性が居たので、何処かにカメラが無いか見回して仕舞いました。
 駅前に出たときは東側にレインボーブリッジが見えたのに、西側の第一京浜国道を渡ると目の前は桂坂。これだけでも、新橋横浜間の鉄道が台地を避けて海岸に沿って築かれたことが良く判ります。
 学生と思しき若者の姿もかなり在るところを見ると、明学の学生はこの坂を普段使いしているのですね。
  暫く坂を上って行くと、坂の左右が谷になっていることに気が付きました。ということは、この辺りは武蔵野台地の東端から海側に突き出た残丘になっているのでしょうかはてなマーク

 坂を上って行くと交差する二本榎通りが、台地の上を真っ直ぐ南北に通る縄手(畷)道のように見えたので高輪という地名が付いたのだそうですが、芝から大森に掛けての海岸は後北条氏と敵対する里見水軍から見ると崖のようだったのでしょうね。

 尤も、桂坂自体はクランクを無くして直線になるよう改築されていると聞きますから、元の地形とは少し異なっているのでしょうね。
 桂坂を上り切って二本榎通りを渡ります。振り返れば、南が警視庁高輪警察署、北が東京消防庁高輪消防署二本榎出張所です。
 ファサードが綺麗なアールを描くドイツ表現主義様式のように見えますが、横浜中央電話局長者町分庁舎などに比べると、かなり小振りで装飾的。意匠としては東京中央郵便局のほうが近いかも知れませんね。身も蓋も無い言い方をすると、1930年代の役所の営繕建築の流行だったのでしょうね。

 この日はシャッターが閉まっていたので、日本初の国産消防自動車は見えませんでした。また、モダニズム建築と言えば、二本榎出張所の直ぐ並びに高輪台小学校が在るのですが、立ち寄りませんでした。
 二本榎通りを渡ると桂坂は下り坂になり、第二京浜国道(桜田通り)に向います。正面に明学の正門が在るようですが、第二京浜国道の坂下を覗くと、まだまだキャンパスが続いています。
 今迄余り知らなかったのですが、明学って広いのですね。キャンパスの中で迷子になりそうです。

 後から考えると、その侭明学の前を通って八芳園に出ても良かったのですが、第二京浜国道を清正公様(覚林寺)のほうに下って行きました。