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 入浴の後、洗濯と早めの朝食を済ませて自室で休憩していると、ラジオ深夜便4時台《明日へのことば》が聞こえて来ました。この日のインタビューは《自分の歌をさがし続けて》、この日のスピーカーは《歌手 晃》ことフィンガー5のアキラでした目ビックリマーク
 

 3人の兄が結成したバンドが地元TVの主催するコンテストで優勝。プロデューサーに上京を進められたものの、本土復帰前の沖縄から日本に渡航するため、奄美に滞在してビザ交付を待つなど、今では考えられないような日数を掛けて本土の土を踏んだのだとか。この間、晃と妙子も加わって横田基地などのキャンプ巡りをして売れない時期を過ごしたとのこと。

 

 普段ならこの時間は半覚半睡状態で話の内容を半分以下しか覚えていないのですが、今朝は面白くて最後迄聞き通して仕舞いました。

 

 三男の正男さんが80年代に《パンプキンハウス》というお店を田無市内で経営していたことは耳に入っていましたが、お目に掛ることは在りませんでした。番組の最後では現在の晃が歌う島唄も聴くことが出来ました。

 

 ところで・・・・・・。

 6月7日付withnewsが伝えた大事件。青森県の八戸市美術館から《美》が無くなるという事件がこの3月に発生したそうです叫びビックリマーク

 

 《美》の紛失を発見したのは夜間巡回中の警備員。翌3月12日の朝出勤したスタッフに報告し、警察に被害届を提出。積った雪の中も探したものの、遂に《美》は発見できなかったとか。

 

 4月の或る日、この事態を見守っていた館長が突然「美の文字を印刷して。」とスタッフに指示し、プリントされた文字を型紙にして発泡スチレンボードからものの30分程で《美》をカッティング。館長は日大理工学部建築学科の教授も務めていたので、この様子を見ていたスタッフは「流石作り慣れているな~」と感心したそうです。

 

 スチレンボードの《美》は新たに発注したステンレス製の《美》を取り付けた5月15日迄の間、風雪に耐え続けたそうですが、役目を終えたスチレンボードの《美》は現在《館長の美》として美術館内に展示されているとのことびっくりビックリマーク しかも、ミュージアムショップでは、《美》の文字をスチレンボードに貼り付けてカッターで切り出し、好きな色に着色する実物大の《館長の美》のキットも販売しているということです爆  笑あせるビックリマーク 災い転じて福となすこの発想がSNSでバズったことは言う迄も在りません。

 お次はこの日にYahooビックリマークで目にしたのですが、東奥日報は2月26日、北海道新聞は4月13日に既に報じていたビッグニュース。

 

  東奥日報が伝えるところによると、

 

「陸奥湾で近年、種が不明の中型カキが養殖ホタテガイの殻に付着している事例が確認されており、青森産技センター水産総合研究所の中山凌研究員(33)の調査で欧州原産のカキ『ヨーロッパヒラガキ』と判明した。約60年前、養殖試験のため他県から取り寄せた後、長い年月をかけ湾内に自生し、移入種として定着したと考えられるという。わずかだがホタテ養殖に影響が出ており、水総研は付着状況を注視していく方針。」

 

とのこと。フランスなどでは伝染病によってヨーロッパヒラガキが激減したため、日本からマガキを輸入して移植したと聞いていましたが、それよりも以前に日本でもヨーロッパヒラガキを移植していたのですね。。

 東奥日報の記事は「約60年前、養殖試験のため他県から取り寄せた」と書いていましたが、《ヨーロッパヒラガキ》で検索してみたところ、6月6日発行の岩手県水産技術センターwebのニュースリリースが

 

「岩手県水産技術センターの寺本沙也加専門研究員らによる研究グループは、岩手県山田湾から見つかったカキが『ヨーロッパヒラガキ』(以下ヒラガキ)であることを確認し、本種が国内に定着していることを明らかにしました。」

 

と報告していました。

 TBSニュースによると、発見の切っ掛けは漁師による「これは何だ?」というコメント付きの投稿。去年の4月にこれを目にした岩手県水産技術センターの寺本沙也加専門研究員は直ぐ現地に向ったのだそうです。

 

「物心つく頃から貝が好きすぎて、3歳の頃から貝殻の収集に熱中していました。」

 

という寺本さんが調査したところ、養殖されているマガキに付着しているヨーロッパヒラガキが幾つも見付かったそうです。ニュースによると、「試験養殖が行われていた山田湾だけでなく、北は宮古湾から南は陸前高田市の広田湾まで、岩手県内7つの湾でヨーロッパヒラガキが生息していることが明らかに」なったとのこと。60年前にヨーロッパヒラガキを取り寄せたのは岩手県だったのですね。

 

 1950年代に導入されたヨーロッパヒラガキは矢張り気候が異なっていたためでしょうか、1990年代に山田湾での養殖を最後に消滅したと思われていたそうです。

 

 寺本さんは今年5月に調査結果を論文として発表したということですが、「この論文は国外から意図的に持ち込まれたカキ類が天然の海域に定着した事例としては国内初の発表」になったとか。ニュースによると、「主産地のヨーロッパでは資源量が激減していて日本への輸入は5年前から止まって」いるとのこと。

 この3月にもアサリ養殖の研究者として朝日新聞デジタルに採り上げられていた寺本さんですが、ヨーロッパヒラガキを発見するなんてご本人も信じられないのではないでしょうかはてなマーク


 東奥日報の記事によると、ホタテの養殖に若干の影響が出ているとのことですが、侵略的外来種でなければ改めて国内養殖も可能かも知れません。モーパッサンの短編《ジュール叔父》でしか知らないヨーロッパヒラガキが国内に普及すると良いなぁと早くも期待して仕舞いました。