金曜日通勤通学時間帯の雨は幸い電車を止める程にはなりませんでしたが、土曜日の夜からまた雨になりました。
夜が白み始める3時半過ぎには雨脚が弱っていましたが、8時前に外に出てみると道路も乾き始めています。相変らず体調に不安は在りましたが、次の1週間に備えてお散歩でリフレッシュして置くことにしました。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240602/12/kokurage/5d/f1/j/o1080060715446421534.jpg?caw=800)
いつもの朝のように神田で乗換え、但し、いつもと反対方向の上野迄行き、京成本線に乗換えて堀切菖蒲園駅で下車しました。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240602/12/kokurage/34/80/j/o1080060715446421546.jpg?caw=800)
東京新聞の記事などで幾度も採り上げられて来た堀切菖蒲園駅ですが、わたしはまだ降りたことが在りません。但し、隣の関屋駅はスカイツリーラインとの乗換えに使いますし、反対隣のお花茶屋駅周辺も仕事で行ったことが在ります。
駅を降りて目の前の広い通り(川の手通り)を通らず、1本奥の赤札堂の前を通って横断歩道を渡ると、堀切菖蒲園を示す看板が見えて来ました。道なりに歩いて行くと見えて来たのが七福神の石像。
石像の右には《しょうぶ七福神》と書かれた石碑、左には菖蒲七福神建立記念碑が立っていました。神社の由緒書によると「大正年間に埋め立てられた毛無池に祀られていた弁財天を中心とする菖蒲七福神」なのだそうです。。
この辺りは土地区画整理事業を施行していないので、道は住宅街の中をくねくねと進んで行きます。
途中に水の流れを再現したモニュメントが在りましたので、水元小合溜から引いて来た農業用水がこの道路の下に埋もれているのかも知れません。
誰かが此処でワンちゃんのシャンプーをしたので、循環水を石鹸だらけにして仕舞ったのでしょうか
立て看板を見て、思わず笑って仕舞いました。
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道なりに歩いて行くと、菖蒲まつりに参加する和太鼓のメンバーや本田消防署・消防団の皆さんが集まっていました。人混みを避けて、入口を見付けて園内へ。
ハナショウブだけでなく、アジサイやさまざまな植栽も在って、向島百花園に少し雰囲気が似ています。
堀切菖蒲園はこの近辺に残った唯一の菖蒲園で、決して広い訳では在りませんが、品種が多いですね。
下町に相応しい名まえのハナショウブ。
小合というのも小合溜に由来するネーミングなのでしょう。
けれども、今年の大河ドラマが人気の所為か、気になって仕舞ったのがこちらの品種
。
![下矢印](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/121.png)
光源氏の正妻ですね。凜とした佇まいが葵の上なのでしょうか![はてなマーク](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/040.gif)
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一方、こちらは清少納言。お花の色柄を「やうやう白くなりゆく山ぎは少し明りて紫立ちたる雲のたなびきたる」有様に見立てたのでしょうか![はてなマーク](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/040.gif)
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近くに江戸・肥後・伊勢に分かれるハナショウブの系統をお浚いするための掲示板が在りました。毎年鑑賞していても、覚えているのはそのときだけですから助かります。
お花を見乍ら歩いていると、株間に赤いものがちらちら見えます。
目を凝らすとどうやらこれはショウジョウトンボのようですね。
トンボのほかにクロアゲハも舞っていました。
品種が多いので逐一名札と照合せずに鑑賞して歩きました。
こちらも清少納言。
葵の上。
おお、こちらは中宮定子様におわします![目](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/242.gif)
![ビックリマーク](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/039.gif)
![目](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/242.gif)
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香炉峰の雪いかならむ、ですね。
関連の在る人物所縁の名まえが付いていると、「はて、この名付けは何をか見立てたる」と興味が湧きました。
途中、中村汀女の句碑で小休止。
松が枝越しのハナショウブ。
直ぐ近くに高速道路の高架が走り、周りをマンションに囲まれていることを一瞬忘れさせる風景です。
こちらは原種系の野花菖蒲。
朝早くから多くの人々が引きも切らずにやって来ていました。
わたしも見飽きることなく、長居をしました。