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 Googleを開いたところ、こんなお知らせ下矢印がピックアップされていました。

 わたしは大抵植物会館の前からスイレンの池の畔を歩いて芝生広場のほうへ歩いて行きますので、あじさい園は必ず通りますが、品種の多さに驚かされます。

 

 正門近くの屋外展示場では5月28日から6月23日迄《あじさい展》、5月28日から6月16日迄《はなしょうぶ展》を開催しているそうです。

 偶然とは思いますが、こんな記事上矢印もピックアップされていました。わたしはハケ下には殆ど下りないのですが、この記事を読むと実に狭い範囲でいろいろな施設やお店が在るものですね。こくらげ宇宙人夫人はチヨコちゃんが入れる施設やお店を調べて既に出没しているかも知れません。

 ところで、文春オンラインが【「脚本家はいったいどこまで調べて…」現役弁護士が驚いたマニアックすぎるエピソードと、実在事件の使い方「『虎に翼』は日本国憲法97条のドラマ化だと思う」】という長いタイトルの下、このドラマにすっかり感心した様子の國本依伸弁護士のインタビューを掲載していました。

 用語や内容が不正確であることが多いのでリーガルドラマは観なかったと仰る國本弁護士が余りにマニアックで驚いたと語るこのドラマ。先生が驚いたポイントは幾つも在ったそうですが、その1つが《民法761条の日常家事債務規定》。先生は

 

「僕は『虎に翼』を見るまで、戦前の既婚女性に法律行為能力がなかったことと、今もある日常家事債務の話がつながっているなんて考えたこともありませんでした。」

 

と前置きした上で、「既婚女性に権利能力がなければ、買い物も何もできない。だから夫の男性に連帯責任を負わせる必要があった。」と解説。しかし、先生も他の弁護士の投稿を読む迄「そのつながりが最初はピンと来ませんでした。」と吐露していました。その上で、現行法規のみならず、法の歴史を学習する意義を次のように話しています。

 

「2024年の現状だけを見ると、確かにまだまだひどい差別はあります。でも法とか法律って自然現象のように勝手に出てくるわけではないので、もっとひどい状況の中で戦って、努力した人たちの積み重ねで改善が進んできて今があるのも事実なんです。それを理解するには、歴史を学ぶ必要がある。でも司法試験対策ではそういう勉強は全く必要ないから、歴史という縦軸が抜けてしまう可能性はあるのだなと改めて思いました。」
 
 その上で、《このドラマは憲法第97条のドラマである》として、
 
「97条には『この憲法が日本国民に保障する基本的人権は、人類の多年にわたる自由獲得の努力の成果であつて、これらの権利は、過去幾多の試練に堪へ、現在及び将来の国民に対し、侵すことのできない永久の権利として信託されたものである』とあります。まさにこの『多年にわたる自由獲得の努力』の部分を描いているんだと思います。」
 
「しかも主人公の寅子は弁護士になって歴史に名前を残したけど、自由を求めて戦ったものの押しつぶされてしまった人たちも多い。でも憲法97条には、そうやって殴り殺されて屍になった名もなき人たちのこともリスペクトしなさいよ、と書いている。それが『虎に翼』の中で、苦境に置かれた女性やホームレスなど、無名の人たちが何度も登場するところに示されています。」
 

「こんなに深く日本国憲法の理念を理解したドラマは見たことが無くて、毎回のように『なんなんだこれはビックリマーク』と驚きながら見ています。」

 

と熱く語っていらっしゃいました。わたしも同感です。

 

 インタビュアーの田幸和歌子さんは《大切なことはみんな朝ドラが教えてくれた》(太田出版)の著者。わたしはまだ著書を拝読したことが在りませんが、田幸さんの記事はいつも興味深く読ませていただいております。このインタビューにも考えさせられる点が数々御座いましたので、このドラマの支持者の方は是非ご一読を。

 この記事をアップロードする頃にはもう前の週になっていますが、第9週は愈々終戦を迎えるのですね・・・。まだ9週なのに展開が激し過ぎます。