あなたもスタンプをGETしよう

 暖かかった週末から一転、気温の下がった雨の月曜日。お庭のハゴロモジャスミンは開き始めましたが、玄関先の蕾はこれからでした。
 ライラックはもう少し先ですが、中央線の車窓から北新宿を見下ろしていると、紫色の梢が一瞬目に入りました。がもう咲き始めていたのでしょうかはてなマーク なら境橋の袂の玉川上水の法面の中から生えていた筈ですが、バスに乗って境橋を渡るときは少しも気が付きませんでした。

あなたもスタンプをGETしよう

 雨も上がった火曜日のラジオ深夜便2時台ロマンチックコンサートでヘレン・メリル《恋に恋して(Falling in love with love)》を久し振りに聴きました。

 この曲は《ヘレン・メリル・ウィズ・クリフォード・ブラウン》の中の1曲と記憶しているのですが、番組内では1954年の録音と紹介。丁度70年前の録音なのですね。

 

 確認したところ、ヘレン・メリルは1929年生れ、クリフォード・ブラウンは1930生れということですから、2人ともまだ24-5歳。雰囲気は随分大人っぽくても、声や演奏は確かに若々しいと思いました。

 このアルバムの中では《ホワッツ・ニュー》も歌っていますが、先輩のダイナ・ショアのバージョンのほうがわたしは好きでした。ダイナ・ショアと言えば日本では《青いカナリア》《ボタンとリボン》がヒットしましたが、ジャズシンガーとしては余り認識されなかったのではないでしょうかはてなマーク

 ネルソン・リドルリンダ・ロンシュタット《ホワッツ・ニュー》も良いのですが、こちらのリリースは1983年。こちらも40年前のリリースということになりますね・・・・・・。1980年代には随分古いジャズを聴いたものですが、最近はYouTube以外で音楽を聴くことがとんと無くなって仕舞いました。

 ところで・・・・・・。

 4月最終水曜日は《国際盲導犬の日》と4月23日付東京新聞Tokyo Webが教えて呉れました。

 

 記事によると、「国内では11団体が盲導犬育成に取り組んでおり、『アイメイト協会』(練馬区)は最も多くの盲導犬とその使用者1451組を送り出してきた」とのこと。東京新聞はアイメイト協会の一般見学会を取材していました。

 

 ドラマや映画になった《盲導犬クイールの一生》を通じて、パピーの育成、盲導犬としての訓練、盲導犬利用者の訓練などのプロセスをわたしたちも知るようになりましたが、記事も

 

「希望者は4週間、協会に泊まり込んで犬とともに生活する。ペアは街中に設定したルートを総計120キロ歩く。最終ルートは中央区銀座の繁華街だ。」

 

と視覚障害者の歩行指導の様子を紹介していました。

 

 盲導犬利用者は未だに飲食店の利用を拒否されるケースが後を絶たないそうですが、それでも、取材に応じた視覚障害者は盲導犬と一緒に行動することによって歩く喜びを知ったと話していました。

 

 わたしも音の出ない信号機しかない小さな交差点で盲導犬と一緒に立ち止まっている女性をお見掛けしたことが在ります。歩行者や通行車両の殆ど無い小さな交差点では、信号が赤なのか緑なのか、周りの音で判断することが難しいし、色の識別が付かない盲導犬も教えては呉れません。わたしも気になったので、「青ですよ。」とお声かけしましたが、仮令盲導犬と一緒でも視覚障害者にとって判断に迷う場所が少なくないことを改めて実感しました。

 

 特定非営利活動法人日本補助犬情報センターのサイトでには、

 

「盲導犬使用者さんは、信号機のある横断歩道をどうやって渡るのはてなマーク

 

という質問を掲載し、次のように回答していました。

 

>犬の目は人間みたいに色の区別ができないって知ってたかなはてなマーク

>盲導犬が使用者さんに教えてくれる情報は3つだけなんです。
>「段差」「曲がり角」「障害物」の3つを教えることで、ユーザーさんが安心安全に歩けるお手伝いをしています。それ以外のことは、ユーザーさんが判断して犬に指示を出しています。
>なので、盲導犬に「どこどこまで連れて行ってビックリマーク」とお願いしても、きょとんはてなマークとした顔で見上げられてしまいます。
>目的地までの道順をイメージして歩くのは使用者さんの役割です。盲導犬使用者さんと盲導犬はそれぞれ役割分担して、共同作業で歩いているんです。
>同じように、横断歩道を渡れるかどうかも、使用者さんが車などの周囲の音を聞いて判断しています。音が鳴る信号機の場合は、その音を聞いて判断します。音が鳴らない場合は、「自分の前を横切る車の音がしているとき」は信号が「赤」、「自分が進みたい方向と同じ方向に車の音がするとき」は信号が「青」と判断しています。それ以外に、周囲の人が渡っている気配なども参考にすることがあるそうです。
>皆さんへのお願いです。盲導犬使用者さんに限らず、視覚に障害のある方が横断歩道の前で困っていたら「赤ですよ」「青になりましたよ」などと一声かけていただけると、安心して渡ることができます。

 

 国際盲導犬の日を前に、各地でアイマスクを付けて盲導犬と歩く体験会が開催されています。

 

 また、先月3日には、四天王寺大学(大阪府羽曳野市)で盲導犬に感謝し、ボランティアの情報交換を促すイベントが開催されたとのこと。

 こちらのイベントには「141名のボランティアスタッフに加え、盲導犬を引退してセカンドライフをボランティアのご家族と過ごす『引退犬』や、これから盲導犬としての訓練を行っていく『パピー犬』など約123頭」が参加し、「ボランティア犬が思う存分走れるよう、四天王寺大学のグラウンドの一部をドッグランとして開放」したそうです。