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 昨日の《忠犬ハチ公の日》は初代のハチ公像がお披露目された1934(昭和9)年4月8日を記念した日、本日の《大仏の日》も東大寺盧遮那仏開眼法要が行われた752(天平勝宝4)年4月9日を記念した日だとか。銅像がお披露目された記念日が2日続くのが面白いと思いました。

 昨夕ぽつりぽつりと降り始めた雨は夜中に本降りになりました。
 天気予報は《警報級の雨》と警戒を呼び掛けていましたが、朝方には一旦弱まりました。
 それでも、翌朝、バス停に向って雨の中を歩いて行くと、昨夕眺めた夜桜の花びらは大分散り、歩道にピンクの絨毯を作っていました。
 
 夜桜を観乍ら帰宅した後、夕食を食べ乍らNHK-G《鶴瓶の家族に乾杯》を観るともなく観ていると、誰かが鶴瓶さんに貰った葉書を見せていました。ラジオ番組に投稿したことのお礼だったのだと思いますが、そう言えばわたしも谷村新司さんに葉書を読まれてキーホルダーを貰ったことを思い出しました。暫く使っていたら、直ぐに擦れて番組名も読めなくなりましたけどね。
 
 昨日、NHKが放送した《よみがえる新日本紀行》で1975年当時の木場の暮しを振り返ったばかりですが、谷村新司さんがMBSヤングタウンのパーソナリティーを担当していたのは、1972-1973(木曜日)、1976-1978(水曜日)、1978-1986(金曜日)とのこと。足掛け14年の長きに亘っていますが、矢張りほぼ半世紀前の出来事でした。

 

 ところで、この日の早朝、月曜日に放送されたNHK-G《アナザーストーリーズ 運命の分岐点》を少しですが視聴しました。

 

 4月8日の放送では、東アジア反日武装戦線による連続企業爆破事件を採り上げていました。

 番組HPは内容について

 

「1974年8月30日、東京丸の内の三菱重工ビルを手始めに、次々と大企業に爆弾が仕掛けられた連続企業爆破事件。通行人など何の罪のない人々が犠牲になった。いったい何者の仕業なのか?事件を追った元警視庁公安部の刑事が、顔と名前を明かさない条件で捜査の様子を告白、容疑者逮捕までの歩みを明かした。さらに逮捕のスクープに成功した新聞記者たちが明かす、日本史上最悪の爆破テロ事件、その知られざる真実に迫る。」

 

と紹介していました。

 

 当時、三菱重工ビル爆破事件の被害の大きさが判るに連れて戦慄したものですが、番組を観ていると、3日後の9月2日の新聞第一面に、ハトロン紙で包んだ爆発物を抱えた犯人を乗せたタクシー運転手の証言が掲載されていました。

 

 驚いたのは同じ紙面の左上の記事。前日に発生した多摩川水害によって狛江市内の堤防が決壊して複数の住宅が流された事件を報じていました。

 

「そうかあ、多摩川水害は1974(昭和49)年9月1日だったのか・・・・・・。」

 

 Wikipedia《三菱重工爆破事件》の項目によると、9月1日が日曜日だったため、犯人グループは8月30日(金)に犯行を前倒ししたそうです。大きな事件が立て続けに発生していたことに改めて衝撃を受けました。改めてWikipediaで同年同月の事件を確認してみたところ、8月15日には朴正熙大統領狙撃事件(文世光事件)も発生していました。

 

 リアルタイムで見聞きしていた筈なのに、半世紀も経つと記憶が斑らになっていることに気が付くとともに、自分がどう反応していたのかすら思い出せなくなっていることに愕然とせざるを得ませんでした。

 

 話は変って、昨日目にした一寸粋な話。

 記事によると、「このヤモリをじっと観察していた生物学者には、体の模様や色彩がゴッホの名画『星月夜』のように見えた」そうで、それ故、インドで見付けたこのヤモリに

 

Cnemaspis vangoghi(クネマピス・ヴァンゴギ)

 

という学名を命名したとのこと。わたしも写真を見ましたが、この柄を目にしてゴッホの《星月夜》を思い起こしたことが面白いと思いました。

 

 蛇足乍ら、《星月夜》と書かれていると、わたしは《ほしづくよ》と呼んで来たのですが、検索してみると圧倒的に《ほしづきよ》のほうが多かったので、またまたわたしの記憶が可笑しくなったのかと不安になりましたが、どちらの読みも存在するのだそうです。

 一方、心配になったのはこちらの記事下矢印

 台湾地震の被害者捜索に出動した花蓮市や高尾市の災害救助犬を採り上げた記事でしたが、実際に飼い犬を災害救助犬として派遣した方の次のようなヤフコメが目を惹きました。

 

「一頭は災害救助犬として死体臭の訓練を受けていたので随分ご遺体を発見したようです。県警本部長から表彰状をいただきました。でも地面に鼻をこすりつけて臭いで探すのでガス漏れの臭いにすっかりやられほどなくして亡くなってしまいました。かわいそうなことをしたと悔やんでいます。ひと月5万円を支払い一年中犬の学校で訓練を受け続け、謝礼は県警からひと月わずか2千円ですから到底割に合いません。民間人の善意にすがっている今の警察犬制度は問題があり過ぎでしょう。国民のほとんどはこのことを知りません。」

 

 この方は2頭の愛犬を亡くして以降、飼い犬を警察犬訓練に預けることを止めたそうです。

 

 今回の台湾地震では、避難所開設や運営が赤十字社等によって迅速かつ適切に行われていることに驚く声が日本人の中から上がりましたが、日本に比べて台湾のほうが優れている点が随分在ったことにわたしも驚いています。