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 2月12‐13日のラジオ深夜便4時台《明日へのことば》加藤登紀子さんが出演されました。

 お生れになった国際都市哈爾浜市のこと、スターリン独裁下のソ連を嫌って満洲から引き揚げて来たロシア人の職場としてご両親が開店したロシア料理店スンガリーのこと、《百万本のバラ》のロシア語版を作詞した詩人ヴォズネセーンスキーのことなどをお話しになりました。

 

 スンガリーの最初の料理長がカザフ人女性だったため、「スンガリーの料理はコサック料理」というお話は初めて伺いましたし、アンドレイ・ヴォズネセーンスキーの名まえを耳にしたのも久し振りでした。

 エフトゥシェンコと並んでスターリン批判後の《雪解け》を象徴するソビエトの詩人。勿論わたしは日本語訳(《愛は痛みをこめて:ヴォズネセンスキー詩集》赤松徳治訳、国文社、1975年)でしか読めませんでしたが、若々しくリリカルな詩風が好きでした。今はすっかり《百万本のバラ》の作者として有名になって仕舞いましたが、彼が書いたロシア語の詩は1981年に発表されたラトビア語の原詩を離れて、ジョージアの素朴派画家ニコ・ピロスマニの物語として再構成したものでした。

 

 加藤登紀子さんのお話を興味深く伺いました。

 ところで、2月12日の振替休日は初午でしたが、この頃は疲労回復が遅くなり、出掛ける気力が在りません。東伏見稲荷神社では午前10時から初午祭を執り行ったようですが、今年の二の午は2月24日(土)とのこと。「行けたら行くわ。」ではお稲荷さまに申し訳無いのですが、一応気に留めて置くつもりです。

 その2月12日付東京新聞Tokyo Webがタスマニアデビル来園のニュースを掲載していました目ビックリマーク

 2月14日にオーストラリアからやって来るのはメスのタスマニアデビル2頭。多摩動物公園では2016年から飼育して来たそうですが、昨年10月に国内唯一のタスマニアデビルだったオスのテイマーが亡くなって仕舞いました。記事によると、「2匹の来園を記念し、タスマニア島とタスマニアデビルの生態や現状についてのパネル展が、22日から5月28日まで開かれる」そうです。

 

 尤も、タスマニアデビルは夜行性ですからね、起きている姿を見せて呉れるでしょうかはてなマーク

 

 こちらは予てより話題になっていた《臓器移植用のブタ》が2月11日に国内で初めて誕生したというニュース。

 記事によると、「明治大発のベンチャー企業『ポル・メド・テック』(川崎市多摩区)は、米バイオ企業『イージェネシス』から輸入した遺伝子改変ブタの細胞を使い、このクローン子ブタを誕生させた」とのこと。移植後の拒絶反応を抑制するため、ブタの遺伝子10種類が改変されているほか、レシピエントの負担を軽減するために更に50箇所が機能しないよう操作されているそうです。

 

 研究チームは当面、誕生したブタの腎臓をカニクイザルに移植して反応を確認した後、臨床研究に進みたいとのこと。

 ブタの臓器移植に関しては、2月6日付読売新聞オンラインが東京慈恵医科大・国立成育医療研究センターなどの研究チームの計画を報道していました。

 

 記事によると、計画は「腎臓に問題がある『ポッター症候群』の胎児に、受精後30日のブタ胎児から取り出した約2ミリ・メートルの腎臓を移植する。移植手術は出産予定日の約4週間前に行い、胎児の背中の皮下に特殊な注射針でブタの腎臓を注入」するというもの。出産後に安全に透析が受けられるようになる迄の《橋渡し》の役割で、数週間後にブタの腎臓は除去するのだそうです。

 

 赤ちゃんが大きくなれば、何れは家族から腎臓の提供を受けなければなりませんが、ブタの腎臓が安全に移植出来るようになれば、家族の負担軽減が期待出来ますね。

 

 同じく2月12日付北海道ニュースUSBは、事務所が全焼する火災の消火活動の最中に、建物横の犬小屋に火の手が迫っていることに気付いた消防隊員が間一髪でイヌ3頭を救出したニュースを放送。

 火災現場は住宅塗装を手掛ける会社だったそうで、当日は無人。最後の1頭を救出したとき、既に炎と煙が迫っており、僅かでも遅れれば危なかったそうです。

 

 ヒトと家畜の生命を天秤に掛ければヒトのほうを優先せざるを得ませんが、ヒトの安全を確認した上で取り残されたイヌたちの救出に臨んだ消防隊員は勇敢だったと言わざるを得ません。