あなたもスタンプをGETしよう

 出勤前に朝食を摂り乍ら、1月29日(月)に放送された《映像の世紀バタフライエフェクト》を観ました。《世界が揺れた2つの年》として1968年と1989年にスポットライトを当てていました。

 番組HPは

 

「ヴォルフ・ビーアマンという東ドイツの詩人がいる。政府を批判し、国外追放された人物である。1989年、東ドイツ市民が自由と民主化を求めて立ち上がった時、ビーアマンはその象徴となった。彼には娘がいる。国民的大ヒット曲『カラーフィルムを忘れたのね』で知られるミュージシャンのニナ・ハーゲン。ふたりはベルリンの壁崩壊に大きな役割を果たした。1968年と1989年。ふたつの激動の年をつなぐ勇気の連鎖の物語。」

 

と番組内容を紹介していました。が、「ふたつの激動の年をつなぐ勇気の連鎖の物語。」という表現に違和感を感じました。

 

 番組冒頭で紹介されたベビーブーマーたちが若者になって、世界同時多発的にベトナム反戦平和を叫んで権力に抗議したときの映像が数多く紹介されましたが、パリ5月革命を中心とする1968年の一連の《若者》の行動の精神的基盤はマルクス・レーニン主義では無かったでしょうかはてなマーク

 

 同じ年、ワルシャワ条約機構軍によるブダペスト侵攻を目の当りにし、ソ連のスターリン主義に反発し乍ら、なおもマルクス・レーニン主義にしがみついて反権力闘争を繰り広げた彼らこそ、暴力的であり権力的に振舞っていたとしか思えないのですが、違うでしょうかはてなマーク

 

 これに対して、1989年のベルリンの壁崩壊に至るプロセスは、1980年にグダニスク造船所の自主管理労組を皮切りに開始された反マルクス・レーニン主義の闘争であって、ベビーブーマーたちの古臭いテーゼとは一線を画していたと認識していたのですが、違うのでしょうかはてなマーク

 

 《映像の世紀バタフライエフェクト》を制作しているプロデューサーやディレクターたちには2つの時代を経験していないので、異なる時代の空気を峻別出来なかったのではないか、と思わざるを得ません。

 

 話は変りますが・・・・・・。

 

 この日の朝は三鷹駅で座れたので、神田駅迄行って山手線に乗換えると、

 

♪お口くちゅくちゅモンダミン

 

 発車メロディがモンダミンのサウンドデザインになっていましたびっくりビックリマーク

 

 山手線の車内で調べたところ、アース製薬の最寄駅ということで去年の10月から採用しているとのこと。しかも、こればかりではなく、駅名として《アース製薬本社前》と表示したり、4つの出入口それぞれにサラテクト口・バスロマン口・アースジェット口・モンダミン口と付けたりしているとのこと。12月24日付東洋経済オンラインは

 

「いったい神田駅に何が起こったのだろうか。アース製薬は何をしたのだろうか。」

 

と疑問を投げ掛けていました。

 東洋経済オンラインのオーサーさとうようこさんが面会したのは《アース製薬社長特命全社横断戦略担当》という謎の担当者。それぞれ面白い仕事をしている部署を俯瞰して把握出来たら「連携してもっと新しいことができるだろう」と思い付いた社長の発案、この肩書が在れば社内のあらゆる会議に顔を出せるということです。

 

 2022年9月、社長特命全社横断戦略担当が思い付きで

 

「神田駅のメロディがお口くちゅくちゅモンダミンになったら面白いのにな・・・」

 

と呟いたところ、ほかの社員たちが早速食い付いたそうです。そこで、直ぐにスマホで広告代理店に

 

「神田駅のメロディ、これにできないかな?〜お口くちゅくちゅモンダミン♪」

 

と提案。けれども、早速JR東日本に当ってみた広告代理店の返事は「実現は難しい」だったとか。それはそうですよね、アース製薬とJR東日本。これ迄接点が無さそうですよね。しかし、2023年1月に広告代理店から

 

「JR東日本さんが神田駅の発着メロディについて前向きに検討したいそうですビックリマーク

 

という電話が架かって来たとのこと。そして、開催されたJR東日本との会議の席上、今度は

 

「神田駅のネーミングライツを取得したい。神田駅の東西南北口も商品名にしたい。」

 

と提案したそうです。記事によると、「副駅名をつけるのは1カ月ほどでOKをもらえた。しかし問題は東西南北口を商品の名前にすることだった」とのこと。JR東日本の解決方法は「神田駅構内から出る乗客が最後に目にするのは、今までと同じ出口名と通りが表示されている黄色い看板だ。ただし、ほかの構内の看板にはアース製薬の商品名がついた出口の名前が表示される。ここで古くからの駅名とアース製薬の商品名が並列することになった。昔からの『北口』と新しい『モンダミン口』が一緒に表示されたのである。」ということでした。

 

 面白い社風にスポットライトを当てた面白い記事でした。因みに、わたしは日頃、マウスウォッシュにサリチル酸ががつんと来るリステリンオリジナルを使っているのですが、振り返ってみると、わたしが子どもだった頃の記憶に残るうがい薬はヴィックスのラボリスでしたびっくりビックリマーク

 

 なかなかヒットしないのでわたしの記憶違いかと思ったら、アメリカではまだ販売していたのですね。

 そうそう、お口に拡がるのはシナモンも香りでしたよ。そう言えば、トライデントのシナモンガムもすっかり見掛けなくなりましたね~。

 この朝も昨日に続いて、本日も休職者と同行受診の後、天王洲運河を渡って職場に戻って来ました。