退院後のブログで、
「今朝の《ブギウギ》では村山興業の怖い人が登場。楽団の自称敏腕マネージャー五木さんは地方営業から干されるのを怖れ、早くも村山興業への忖度を始めました」
「性加害事件とともに某事務所による各局への圧力をマスメディアが漸く認めた今年、興業会社による地方の興業主や芸能人に対する圧力の存在を認めた脚本を良くぞ演出してオンエアしたものです。《あさイチ》の博多華丸・大吉の朝ドラ受けもいつもより歯切れが悪く感じました。」
と書きました。
すると、1月3日付のリアルサウンドが【『ブギウギ』が踏み込んだ芸能界の光と闇 現在と地続きとなる“戦後”の秀逸な描写も】という見出しで、この問題に踏み込んでいました。
記事は、「同時に感心するのが、華やかな芸能界の裏で起きていた興行上のゴタゴタも包み隠さず描いていることだ。」と記し、その例として桃色争議や移籍騒動を挙げていました。そして、「『ブギウギ』を観ていると、戦前からの問題が解決せず、悪化していった結果が、現在のゴタゴタなのだと実感する。」と綴っていました。
その上で、
「おそらく1クール目で戦前を終わらせずに年末年始を跨いだのは、スズ子たちが置かれている困難が、私たちが現在直面している政治や芸能の混乱と地続きであることを作り手が示したいからだろう。歌と踊りに満ちた楽しい作品だが、背景にある戦前の影はかつてなく生々しく感じる朝ドラである。」
とこのドラマを評価していました。
オーサーの成馬零一さんはわたしより半世代も若いドラマ評論家ですが、興行主に対する忖度がやがて軍国主義に対する忖度へと繋がって行ったことや、戦後も続く芸能人に対する興行主の支配体制などを見逃さなかったのはなかなかのものだと感じました。
第1クールの最後で東京は大空襲に遭いましたが、果たして日本軍占領下の上海はどうだったのか 少し時計の針を戻して李香蘭さんや淡谷のり子さんが描かれるのでしょうか
御用納めから胃腸の具合が良くないので、年末年始の間じゅう安静にしていたのですが、却って疲労が溜りました。致し方在りませんので、いつものように夜中に起きて入浴を済ませたりした後、ひと眠りして9時前に多摩湖自転車道を歩いてみることにしました。
毎年旧年中から開花する武蔵野徳洲会病院前の白梅。今年も既に開き始めていました。
起点の五日市街道が近くなって来ると、ロウバイの木が増えて来ます。いちばん西側の木は早くも枝という枝を黄色に染めて開花が始まっていました。
多摩湖自転車道から五日市街道に向う左右にロウバイの開花が続いています。
自転車道の左側を通って行くと、ビワの花が沢山咲いていました。
五日市街道からは横断歩道を渡って千川上水へ。雑草は綺麗に刈り取られていましたが、その上にケヤキの落ち葉が積っています。そら が好きだった親水護岸の法面もすっかり落ち葉に覆われていました。
境橋交差点で五日市街道を渡り、玉川上水へ。かえで橋の袂、早春になるとホウチャクソウが咲き乱れる場所にはまだまだ花の姿は無く、枯れた花序ばかりが目に付きました。
Googleレンズを向けてみたのですが、流石に枯れた花序では何も検索出来ませんでした。
玉川上水に沿って新橋迄歩き、また五日市街道を渡って小金井公園へ。大晦日には人気の少なかった園内も、3が日にはかなりの人出が在りました。暫くドッグランをぼうっと眺めた後、江戸東京たてもの園迄足を延ばしてみると、園内では獅子舞が始まるところでした。
宇和島伊達家の門にも門松が設えて在りました。宇和島伊達家の家紋は竹に雀ですが、伊達家所縁の三引両を探してみると、こんなところにちゃんと刻まれていました。