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 朝のラジオから映画《エデンの東》のテーマが流れて来ました。ヴィクター・ヤングの作曲でしたっけね。
 
 東洋史学者の宮崎市定先生「史記に描かれた古代の物語は司馬遷がさまざまな地方で目にした演劇を下敷きにしたのだろう。」というようなことを仰っていましたが、古事記に描かれた日本神話も同じような成立ではないでしょうかはてなマーク 燃え盛る火の中を「うちはほらほら、そとはすぶすぶ」と言い乍らネズミが走ったり、ウサギが泣いていたり、特に出雲神話はお神楽の演目のよう。
 
 どうにも纏まりの無い中国日本神話に比べると、カインとアベルの物語は深刻です。
 尤も、この説話も古事記の《海幸山幸》のように、遊牧民と農耕民の対立を表しているという解釈も在るようですが、「あなたが良いことをしているのなら、受け入れられる。」という神の問い掛けに対する悔い改めの問題だからです。
 エリア・カザン監督作品《エデンの東》(1955)は、父親の愛の不在や不在の母親について悩む息子と厳格な父親との関係に置き換えて描いていますが、神とカインとの関係をどのように置き換えて何を課題としたのかは、もう一度観てみないと今は何とも言えません。
 この日、新年度に入ってから漸く有休を取得しました。本当は休みを利用して注文した名刺を引き取りに行かなければならなかったのですが、風邪が一向に良くならなかったため、すっかり失念して自宅療養していました。
 駐車場に置いた植木鉢のコデマリも漸く開き始めました。ムラサキハナナモッコウバラは花期が長く、まだまだ終る気配が見えません。
 後ろ足が不自由になって、排泄のときに下半身を汚して仕舞うようになったそらわんわん をこの日はお庭でシャンプーしました。お尻だけでも良かったのですが、雨が続いて胸も黒ずんでいたので、結局お顔を除いて全身を洗うことになりました。
 余程不安になったのか、濯ぎの際には情けない声で泣き始めたそらわんわん。急いで濯ぎ、身体を拭いて新聞紙の上で自然乾燥させました。
 玄関先にはヒメウツギが沢山咲いて綺麗になりましたが、庭木の枝を選定した今年は日影が少なくなった所為か、妙にタビラコが増えて仕舞い、タビラコにお庭が占領されたような有様でした。