この日、始業前の職場でGoogleニュースショーケースを眺めていたところ、福島民友新聞に久し振りに野菜工場の記事が出ていました。
何と自前で太陽光発電施設と蓄電池を整備するだけでなく、東北電力から再生可能エネルギー由来の電気を購入することにより、二酸化炭素の排出ゼロを達成したのだそうです。栽培したレタスは宮城県内20店舗のヨークベニマルで販売。行く行くは県内のヨークベニマル全61店舗で販売するそうです。
記事によると、工場はこの2月に仙台市内のヨークベニマル物流センター隣に竣工。1日1,000株のレタスを生産することが出来、使用電力の1/3を自前で発電。災害にも強い、持続可能な農業を模索するのだそうです。
一方、東京新聞は韓国光州市の高麗人村に住む高麗人と呼ばれる人々が、ウクライナから避難した同胞のために航空券を手配するなどの支援を行っていると伝えていました。
記事は次のような注釈を付していました。
「高麗人 19世紀に朝鮮半島から、ロシア極東部に入植した農民を先祖に持つ。1922年に成立したソ連で最高指導者となったスターリンは、高麗人が日本のスパイとなることを警戒し、37年に17万人を中央アジアに強制移住させた。現在、旧ソ連圏を中心に約50万人が暮らし、大部分はロシア語を母語としている。」
Wikipedia《高麗人》の項目に目を通してみたところ、モントリオールとモスクワのオリンピックで金メダルを量産した体操選手のネリー・キム選手や亡くなったフィギュアスケートのカザフスタン代表デニス・テン選手などが高麗人なのだそうです。
日本の支配から逃れるために沿海州に移住したお陰でスターリンから「日本のスパイ」と疑われて中央アジアやウクライナなどへと強制移住させられた人々。ソ連崩壊後は韓国に移住した人も少なくないようです。ウクライナ市民がロシア軍によってまた極東に連行されるという話も在りますから、先祖が辿って来た苦難の歴史が子孫に繰り返すのではないかと気が気で無い人も多いのでしょう。