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 朝、職場の端末を開いてみると、デジタルサービス局からメールが届いていました。全職員に対し《報復措置としてのサイバー攻撃のリスク》に注意喚起する内容でした。

 

 早暁、まさかのキエフ空襲。キエフ市内に落下したミサイルの残骸の写真が配信され、戦慄が走りました。これに対し、アメリカのバイデン大統領は欧州増派を明言すると同時に、

 

「米軍はウクライナでの紛争に関与しない。ウクライナでは戦わない。」

 

とも断言したとのこと。ウクライナは孤立無援です。ロシアのプーチン大統領の言い訳の中に出て来た《生存圏》《自国民保護》という言葉を聞いて、

 

「90年前の石原莞爾や板垣征四郎の発言と丸っきり変らないぢゃないかむかっ

 

と唖然としました。90年前の満州事変のことを知っていれば、ロシア軍が東部2州への進駐に留まらず、全土制覇を目標とすることは薄々判っていましたが、実際に戦端が開かれてみると、余りの露骨さに衝撃を受けました。

 

 90年前、我が国は国際連盟常任理事国だったにも拘らず満州に侵攻。他の常任理事国(米英仏)も中華民国による満州の実効支配が不十分だったことを踏まえて日本の侵攻に対して後手に回りました。やがて、漸くリットン調査団が派遣されると我が国は満州国を建国させ、承認。その後、中華民国側にも一定程度配慮した報告書が提出され、採択の局面になると、日本は制裁の手が及ばないように国際連盟を脱退しました。しかし、国際的な制裁も辞さないというロシアは今後も国連を脱退することも無く常任理事国に留まる積りなのでしょうかはてなマーク ロシア軍の電撃作戦によりキエフが空襲されたという報道に接して、不覚にも涙を零して仕舞いました。

 朝日新聞デジタルの報道によると、西部のリビウではポーランドへ避難する人々の列に混じって、東部に投入される予備役の軍人を見送る母親の姿も見られたそうです。

 

>中心部の広場にいた高齢の女性は、「息子が予備役で、東部に行きます」とだけつぶやいた。「いつですか」と聞くと、「今夜。戦争なので……」。そこから言葉が続かなかった。

 2月24日付読売新聞オンラインの記事には、昨年末時点で251人の日本人が滞在し、侵攻時点で約120人が残留していると記載して在りました。一方で、日本国内に滞在しているウクライナ国籍の人は1,860人。両国の交易規模は小さい乍らも、真っ先に気になったのは前日迄公演を続けていたというキエフ・バレエでした。

 キエフ国立バレエ学校の寺田宜弘芸術監督は家族とともにポルトガルに退避しているそうですが、キエフ・バレエの門馬美沙希さんはどうしているのでしょうかはてなマーク

 

 昨年11月30日以降の入国制限措置によって来日出来なくなったキエフ・バレエ。光藍社は来日中のロシア国立モスクワ・クラシック・バレエに依頼して日本滞在を延長して貰い、2公演を実現していました。

 キエフとマリインスキーやボリショイが敵国同士だなんて悲し過ぎますし、考えることすら出来ません。ロシア国内の劇場に所属するウクライナ出身のダンサーだって少なくはないでしょうはてなマーク 確認してみたところ、ボリショイのプリンシパル、スヴェトラーナ・ザハーロワさんもウクライナ出身でした。去年の夏に東京で開催された世界バレエではAプログラムのみの登場でしたので、わたしたちは観られませんでしたが。

 新型コロナウイルス感染症対策のための入国制限措置によって来日出来なかったキエフ・バレエは今年のクリスマスには来日するよう準備を進めていたようです。

 このブログ記事をアップロードする頃、情勢はどのように変化しているでしょうかはてなマーク 日本が満州国を建国して後戻り出来なくなって仕舞ったようなことをプーチン大統領がしなければ良いのですが。