あなたもスタンプをGETしよう

 今月は葛飾区長選・区議選が在るので、朝の新小岩駅前が少し賑やかになって来ました。

 

 区役所の在る立石からはバスでかなり掛るので、「新小岩は江戸川区」と思っていた人もいらっしゃるかも知れませんが、新小岩駅前にもモンチッチのマンホール蓋が在るので、此処も葛飾区と判ります。尤も、新小岩駅が江戸川区役所の最寄駅という事実は覆い隠すべくも在りませんが。

 

 風の冷たい朝、江戸川区役所の前を通り掛かると、第3庁舎の新しくなった植栽にナンテンの苗が植えられていました。 

 ところで、11月4日に配信された記事の中に目を疑うような内容のものが在りましたので、採り上げることにしました。

 パピーミル(仔犬工場)の摘発事件です・・・・・・

 長野県警察本部は9月上旬に長野県松本市内2箇所のパピーミルの家宅捜査を実施。約1,000頭の犬が劣悪な環境で飼育されている状況を確認。9月2~3日には松本市保健所も動物愛護法に基づく立入検査を実施し、適正飼育に必要な基準が守られていないとして10月には文書勧告していましたが、長野県警は11月4日にパピーミルの経営者2名を動物愛護法違反(虐待)容疑で逮捕したとのこと。

 

 家宅捜索した繁殖場では約450匹が狭いケージ内で飼育され、疾病に対する適切な措置が施されておらず、うち58匹は乳腺腫瘍、子宮蓄膿症、失明等の症状が確認されたそうです。約1,000頭のイヌたちは保健所の立入検査の後、大半が埼玉県内の関係業者に移送されたとのこと。これ程多数のイヌの多頭飼育崩壊が摘発されたのは本邦初の事件と言って良いでしょう。

 この事件に関しては、9月30日付現代ビジネスも採り上げていました。このパピーミルに関しては近所の住民から行政に数々の苦情が寄せられていたそうで、ミニチュアダックスフントやトイプードルなどの小型犬が4~6段も積み上げられた狭いケージに押し込められ、糞尿が垂れ流しになっていたということです。

 

 バックヤードブリーダーから直接購入する場合を除き、ペットショップに陳列されるパピーはオークションで買い落されるのだとか。パピーミルが横行する背景には流通システムの問題もあるようです。

 尤も、アニマルウェルフェアを重視するようになった法改正によって、一定の規模以上のケンネルしか存在出来なくなり、バックヤードブリーダーが消滅に向うようではペットオークションの役割が大きくなるだけではないのかという危惧も感じます。


 この日、動物の話題をもう1つ見付けました。奈良の鹿愛護会が交通事故で脚を切断する障害を負ったシカ4頭を11月1日から鹿苑で公開しているそうです。

 シカの交通事故の実情を知らない観光客に衝撃を受けた専属獣医師の丸子理恵さんが企画したもので、公開された4頭の中には去年生れたばかりの仔鹿も居るとのこと。生れてから僅か半年余りで事故に遭遇して仕舞ったようです。

 

 都市に生息する野生動物の宿命と言って仕舞えばそれ迄ですが、シカだけでなくヒトの子どもを守るためにも、市街地でのスピードの出し過ぎや横断中の歩行者無視などの《独り善がりドライバー》を少しでも少なくする取組の必要を感じました。