あなたもスタンプをGETしよう

 気が付けばもう4時近く叫び。1階に下りてみると、そらわんわん はそろそろお目覚めでした。急いでお風呂にお湯を張り、髭を剃って洗濯物を干してお散歩に出たのが4時48分でした。
 先程迄降っていた雨も上がりましたが、この日は短いお散歩になって仕舞いました。
 お散歩の最中から頭の中で
 
♪わたしからあなたへこの歌を届けよう
♪広い世界にたったひとりのわたしの好きなあなたへ・・・・・・
 
というメロディが流れていたのですが、タイトルが思い出せません。確かこくらげ宇宙人姉妹1号が幼稚園の頃に覚えて来た手話ソングのような気がします。通勤のバスの車中で歌詞検索してみたところ、《切手のないおくりもの》という楽曲だったことが判りました。
 
「へぇぇ、財津和夫の作詞作曲だったんだ。」
 
 発表は1977年に放送された《歌はともだち》(NHK総合)で、ペギー葉山さんをはじめとする出演者による歌唱だったそうです。《歌はともだち》という番組、記憶にはありますが観てなかったな~。そして、翌年になり、財津さん自身の歌唱でこの歌が《みんなのうた》に採り上げられてから、じわじわとロングセラーになったそうです。
 
 チューリップの楽曲がラジオから頻繁に流れていたのはわたしが中学生の頃。1977-1978年頃の楽曲は記憶にありません。ディスコグラフィを眺めても矢張り見覚えがありませんでした。
 
 ところで・・・・・・。

 昨日の朝日新聞朝刊1面に【アメリカザリガニ 特定外来生物 飼育〇 逃がす×】という見出しが出ていました。昨年、特定外来生物指定が見送られた筈のアメリカザリガニとアカミミガメについて、環境省は一転して指定し、野外で繁殖しないように規制する方向で検討に入ったそうです。

 

 特定外来生物に指定されると、他の場所に移すことも飼育することも出来ません。したがって、この2種を指定して仕舞うと、用水路や池でアメリカザリガニを釣ったり、縁日の夜店でミドリガメ(アカミミガメの幼生)を買ったりして飼育している人が一斉に野外に放出する危険性が生じることから今迄指定が見送られて来た筈です。それなのに、どうして指定の検討に入ることになったのでしょうかはてなマーク

 現行の規定では、個人が許可なく特定外来生物を販売したり譲渡したり野外に放出すると、3年以下の懲役か300万円以下の罰金が科せられるほか、ペットとして国の許可なく飼育しても1年以下の懲役か100万円以下の罰金が科せられるとのこと。

 

 しかし、朝日新聞によると、環境省では特定外来生物に《新たな区分》を設けて、輸入・販売・放出を禁止する一方、「飼育は認める」そうです。個別のケースにどう対処するかは今後詰めて行くのだとか。来年の通常国会に新たな法案を提出、早ければ2023年度から新たな規制がスタートするとのこと。しかし乍ら・・・・・・、そうなるとすると。

 

 「飼育が認められる」とすると・・・・・・はてなマーク するとですよ・・・・・・、

 気になるのはこのブログでも再三再四採り上げて来た房総半島のキョンたちですよビックリマーク 移動も飼育も出来ないので見付けたらその場で駆除するしかないキョンたちのことですよビックリマーク

 

 特定外来生物であるキョンは未指定のアメリカザリガニやアカミミガメ以下の身分。このため、捕獲したキョンの皮や肉を加工しようにも、生きた侭移動させたり飼育したり出来ないので、原則的には現場で殺して加工場迄運搬しなければなりません。しかし、捕獲したキョンを《キョン牧場》で一定期間飼育することが出来れば、加工が容易になり、利用が促進される筈です。*

*ただし、後述する《第2次千葉県キョン防除計画》では、「止めさし等の目的で、必要があってキョンを生きたまま保管・運搬等する場合については、外来生物法に基づく保管・運搬等の規制は適用しないものとする。その場合、行為の途中で逃げ出されないような措置を講ずることとする。」としています。

 

 尤も、628万人の千葉県民が1家に1頭ずつキョンを飼育すれば、房総半島から野生のキョンは居なくなるのですけどねビックリマークビックリマーク 現に、小笠原諸島のノネコたちは東京都獣医師会の尽力によって殺処分されることなく《小笠原ネコプロジェクト》を通じて《イエネコ復帰》を果しているではありませんか。このことからも明らかなように、千葉県民が本気を出して《「1家に1キョン」プロジェクト》に取り組めば、あっと言う間に野生のキョンを消滅させることが出来ますよ、屹度。* 制度改正によって、キョンの取扱いも見直して欲しいと心から願って居ります。

*尤も、その前に《1家に1箱罠》で捕獲しなければなりませんが・・・

 

 それにしても、2018年頃にはその増殖振りが頻りに報道されたキョンですが、此の頃すっかりニュースに登場しなくなりました。果して千葉県の対策が進んでいるのか、それとも一向に効果が無いために報道されなくなったのかはてなマーク

 

 聊か疑問を感じて居たのですが、この春、千葉県は《第2次千葉県キョン防除実施計画》を策定していました。これによると、現在キョンが定着している地域は17市町村に拡大。推定生息数は44,000頭に達しているそうです。全く歯止めが掛っていませんが、しかし、この頭数であれば1家に1キョンでなくても1校に1キョンで野生のキョンが消滅するかも知れません・・・・・。

 

 一方、捕獲実績も令和元年度には5,008頭に達していますが、2次計画では1次計画における取組を「分布の拡大に歯止めがかけられていない状況である。/全体として捕獲圧が不足しており、捕獲を強化する必要がある。」と厳しく評価し、捕獲意欲の向上、効果的な捕獲方法の開発・普及などの課題があるとしています。計画では分布拡大抑制のために捕獲を強化することに重点を置いていますが、加工と利用の促進や飼育についても具体的な検討を進めて頂きたいところですね。

 

 朝日新聞の報道を受けて久々にキョンについて調べてみましたが、その最中に、キョンのことを漢字でと書くことを知りました。

 

 (きょう)と言えば、(てい)とともに中国史上に登場する民族名で、西夏王朝を立てたタングート族を含むチベット・ビルマ民族の総称ですが、現代の中華人民共和国にもその末裔に当る羌族が居り、中国語ではチャン(qiang)族と呼ぶのだとか。とすると、和名のキョンという言葉は北京語由来ではないようですね(台湾語由来なのかしらはてなマーク)。

 

 試しにWikipediaの《キョン》の項目を覗いてみると、《麂》という字が出て来ます。音はキで、和名でキョンと呼ぶ動物のことは山麂黄麂麂子などと表現するそうです。シカ科ホエジカ属に属するとのこと、吠えるあの声が嫌いと言う人も居ると聞きました。

 

 今回は冗談めかして《1家に1キョン》とか《1校に1キョン》とか言いましたが、狩猟者任せの現在の対策がキョンの増殖に追い付いていないのは事実。地域や学区の中に箱罠を設置して貰ったり、捕獲したキョンの運搬・飼育を認めたりしなければ、捕獲数は増加しないと思います。