メンダコやダイオウグソクムシに会えない侭、沼津深海水族館の2Fに向いました。2Fはシーラカンス・ミュージアムになっていて、目玉はシーラカンスです
とは言っても、こちらに居るのは勿論生体ではなく、3頭の剥製と2頭の冷凍シーラカンス 最初に見学者を出迎えるのは2頭の剥製標本と生体のシーラカンスが深海を泳ぐ映像です。
剥製標本の足許(ヒレ許)には三葉虫の復元模型が設置されているので、最初目にしたときはこの標本も模型だと思って仕舞いました。2頭の標本は別室から角度を変えて鰭(ひれ)の様子を観察することが出来ました。
これらの標本は日本の調査隊が1979年にコモロ諸島沖合で捕獲したもので、シーラカンス・ミュージアムには、捕獲に使用したカヌーや巨大な魚拓、内臓標本などの展示もありました。つい最近、「《千と千尋の神隠し》の中で豚の姿にされた両親が食べていたぶよぶよの肉は《シーラカンスの胃袋》なのでは」という話題がネットに広まっていましたが、まさかこんな形で本物の《シーラカンスの胃袋》が見られるとは思ってもいませんでした。
先に進むと、「シーラカンスと同様、古い時代に他のグループから分岐して以来、殆ど進化していない。」という意味で展示されていたのでしょうか、2頭の生きたハリモグラが居ました。カモノハシ同様、単孔類で卵生のハリモグラは展示スペースに設けられた穴の中で身を寄せて眠っていましたが、30秒に1度程度の間隔で呼吸をするので、生体であることが確認出来ました。
1938年にシーラカンスが生存していることを発見したマージョリ・ラティマー女史とそれがシーラカンスであることを確認したスミス教授に関するパネルを見た後、次に目に入るのは・・・・・・