《The Tigers 2013 Live》をYoutubeで観始めてからというもの、頭の中でずっと《十年ロマンス》が流れ続けています。

 

 それはそうと、今日も朝から雨・・・・・・ その所為で普段より混んだバスを降りて武蔵境駅に向ってみると、6時を過ぎたばかりと言うのに改札前のNewdays(JR東日本リテールのコンビニ)に長蛇の列。

 

 「何のイベントはてなマーク

 

 と怪訝に思いつつ電車に乗って、その1時間程後に新小岩駅で降りてみたところ、改札外のNewdaysでまたまた長蛇の列目ビックリマーク

 

 「どういうことはてなマーク

 

 と疑念は更に膨らんだのですが、こういうこと下矢印だったそうです。

 

 【税込500円以上のお買い上げで「Snow Peak」監修エコバッグプレゼント】JR東日本リテールネット
 https://j-retail.jp/special/ecobag

 

 7月1日からスーパーやコンビニ各社がレジ袋を有料化(既に有料のお店では値上げ)を予定しているので、わたしも通勤鞄にエコバッグを入れて置かなきゃな~と思いつつ、今朝も入れるのを忘れて仕舞いました。早く準備しないといけませんねビックリマーク

 ところで。

 

 鳥取市のソウルフード《素ラーメン》に関する記事を目にする度、

 

 「そう言えば、高校の学食で提供されていたラーメンラーメンうどん出汁だった筈。」

 

 と記憶を辿ろうとしたものの、何処かで引っ掛かって仕舞って、どうにも上手く辿れません。そこで、試しに《スラーメン 学食》などと単語を入れ替えては幾度か検索してみたのですが、どうもピンと来る記述に当りません。

 

 ところが、《学食ラーメン うどんだし》で検索してみたところ、Wikipediaの《黄そば》という項目に辿り着くことが出来ました。

 

 Wikipediaによると、表面に油を塗布していない状態の茹で中華麺のことを黄そばと称するそうで、それとともにその麺に和風出汁を掛けた料理も黄そばと称したそうです。初めて目にする言葉でしたが、その黄そばが広まった背景としてWikipediaは


「かつて、近畿圏の大衆食堂では、うどんだしを流用して麺と具材のみを変えたものを「中華そば」として供していたという経緯がある。また、高校の学食などにおいても、コスト的な理由から麺の仕入れをうどんと中華麺の二種に絞り、中華麺にうどんのつゆをかけたものを「そば」として販売することがあった。ただし、現在ではあまり提供する店はなく、ごく一部で細々と生き残っている状態である。」


 と説明していました。これを読んで、「矢張り高校の学食のラーメンは《黄そば》であったか。」と漸く腑に落ちました。Wikipediaは「近畿圏の大衆食堂では」と書いていますが、ほかの地域には無かったのでしょうかはてなマーク

 

 記憶の中の黄そばは色こそ中華麺ですが、麺が鹹水で縮れている訳でもなく、腰がある訳でもなく、さりとてちゃんぽん麺でもなかったように思います。中華麺のようであって、中華麺とは言い切れない。さればと言ってうどんと同じようにうどん出汁で温めても旨いかと訊かれたら、こればかりは返事のしようがありません。

 

 うどんを基本とし乍ら、麺を蕎麦にも黄そばにも変えることが出来るというこのシステム。鳥取市の素ラーメンや姫路駅の《えきそば》はそれ自体が名物として確立して仕舞っていますが、黄そばはそれらとはちょっと違う、記憶の底に埋もれた名も無い学食メニュー・・・・・・

 

  「ん~えー


 と思いつつ、更にWikipediaの《黄そば》の項目を読み進めて行くと、最後の最後にこんな記述下矢印が。


「かつて大阪府立花園高等学校の学食堂で「そば」としてメニューがあった。裏メニューとして全具材をトッピングした「何でもそば」が2年間のみ展開された実績がある。」


 誰が編集に参加しても良いのがWikipediaの良いところですが・・・・・・ 花高のOBには違い無さそうですが、誰やねん、こんなエピソードを付け加えたのは・・・・・・はてなマーク それにしても、全具材って何だったんでしょうねはてなマーク

 

 しかし、これを読んで漸く確信するに至ったのは、わたしの母校のみならず、ましてや花高のみならず、40年程前の大阪府教育委員会は、このような食物を《ラーメン》又は《中華そば》と称して販売することを許容していたという事実に他なりません。どういう委託契約だったのでしょうかはてなマーク 更に調べてみたところ、何と黄そばを再現してレシピをCookpadで公開している方がいらっしゃいましたビックリマーク


 【懐かしの学生食堂の黄そば(きぃそば)】
 https://cookpad.com/recipe/2886014

 

 この方は《このレシピのおいたち》として

 

「高校の学生食堂でよく食べていた、そばです。蕎麦粉を使わず、焼きそばの麺に、饂飩だしをかけたものです。当時は、黄そばという言葉はなかったように思います。」

 

 と記していました。矢張り、この料理が提供されていた当時、黄そばという名称はなく、名も無い可笑しなラーメンとしか認識していなかったようです。今となっては、こういう奇妙な中華麺風の麺を見掛けることもありませんが、業務スーパーにでも行けば置いてあるのでしょうかはてなマーク

 

 いろいろなサイトに掲載されている黄そばの写真を見ると、一般的な大阪うどんの出汁と同様、黄金色に透き通っているのですが、わたしの通っていた高校の学食の出汁はもっと醤油色をしていた記憶があります。うどんも黄そばも日本蕎麦にもこれ一つで対応出来るように敢えて黒くしていたのでしょうかはてなマーク わたしは麺を食べ終えた後にライスと七味唐辛子を多量に入れて掻き込んでいました。

 

 この黄そば、何と和歌山県海南市では別の名まえでも呼ばれているとか目ビックリマーク

 

 【うどん出汁+中華めん+油揚げ=いたちそば】ニュース和歌山2019年2月16日

 https://www.nwn.jp/news/190216_itachisoba/

 

 先ずは《いたちそば》。お揚げさんを載せたうどんは《きつね》、お揚げさんを載せた日本蕎麦は《たぬき》なので、お揚げさんを載せた黄そばは何時しか《いたち》と呼ばれるようになったとか。そのほかに、同じ海南市内の別の店では、《中華麺》に因んで《パンダ》とも呼ばれていたそうです。

 

 「へぇぇぇぇぇ~」

 

 もう何年も何十年も思い出すことすら無かった記憶が何かの切っ掛けで意識の表面に上がって来たとき、曖昧なその記憶を調べて行くと、新たな発見があるものですね。