あなたもスタンプをGETしよう 矢印 芭蕉と曾良が連れ立って、1689(元禄2)のこの日(旧暦3月27日)、千住から奥の細道の旅路に着いたのだそうです。矢立初めの句は

 

 「行く春や 鳥啼 魚の目は泪」

 

 旧暦3月と言えば確かに春ですが、新暦換算すると5月半ばも過ぎていたのですねビックリマーク 行く春というより寧ろ初夏。このことに気が付くと、この句の鑑賞もまた自ずと変って来るようです。

 

 《旅》と言えば、この日の朝、JR武蔵境駅の改札を通って階段を上ろうとすると、このようなチラシ↓が目に付きました。

 nonowa武蔵境・JR東日本豊田運転区・西武鉄道玉川線管理所共催で《むさしさかい鉄道フェスタ》を開催するそうです。

 

 わたしは全く《鉄ちゃん》ではなかった筈なのですが、地域の近代史を勉強して行くと鉄道の発展を無視することが出来ませんから、次第次第に鉄道も好きになって仕舞いました。

 

 ところで、この日。武蔵境駅のある武蔵野市にとっては大きなニュースが飛び込んで来ました。

 

 来年9月に日本で開催されるラグビー・ワールドカップ2019で日本代表と初戦を戦う予定だったルーマニア代表チームルーマニア国旗が「代表資格のない選手を欧州予選に出場させた。」という理由で出場取消処分を受けたそうですひゃ~・・・

 

 2017・2018年のヨーロッパチャンピオンシップにおいて、ルーマニア、スペイン、ベルギー各代表チームが代表資格のない選手が試合に出場していたことが判明したため、不適格な選手が出場した回数に応じて予選での獲得ポイントをはく奪された結果、予選3位通過のロシア代表のワールドカップ出場が決定ビックリマーク 5位通過のドイツ代表がプレーオフに出場することになったそうです目

 

 事件の詳細が報道されていないのですが、大会運営者がルールの解釈を間違えたのでしょうかはてなマーク

 

 ルーマニアと言えば・・・・・・

 2020東京オリンピック・パラリンピックでのホストタウンは武蔵野市。また、この4月20日にはラグビー・ワールドカップ2019でもルーマニア代表のホストタウンに決定したばかり叫び 今回のワールドラグビーの決定を伝える報道に目を通しても、武蔵野市の反応はまだ出ていないようですが、市民の落胆はいかばかりでしょうはてなマーク
 
[追記] 5月17日付読売新聞都民版29面には【ルーマニア失格 武蔵野動揺 ラグビーW杯 キャンプ地に先月内定】という見出しで、武蔵野市担当者の「報道でルーマニアの出場権取り消しを知り、大変驚いている。今後の見通しが立たない」というコメントを紹介していました。
 
 武蔵野市役所によると、武蔵野市とルーマニアとの交流はチャウシェスク政権が打倒されて間もない1991(平成3)年から続いているとのこと。武蔵野市出身で、ルーマニア国立ジョルジュ・ディマ交響楽団の指揮者だった曽我大介氏の要請を受けて、武蔵野市を含む3市共同は翌平成4年に同交響楽団を招聘。以来、武蔵野市は同交響楽団のあるブラショフ市との交流を続け、市長や市民が相互交流を続けているそうです。

 

 9月に行われる予定だった日本代表対ルーマニア代表戦は、隣の調布市にある味の素スタジアムでの開催でしたから、大いに盛り上がる筈だったんですけどね・・・・・・今回のワールドラグビーの決定に対して、ルーマニア代表は異議申し立てをするそうですが、果して決定は覆るのでしょうかはてなマーク
 
 因みに現在の味の素スタジアムの建設に当って、東京都も多額の予算を投じることになったにも拘らず、開催間近だった2002サッカーワールドカップ(日韓共催)の会場に立候補もしていなかったことを知った当時の都知事が立腹。急遽、公認キャンプ地に立候補することになり、サウジアラビア代表の公認キャンプに決定したことがあります。これを契機に調布市とサウジアラビアとの交流も始まり、2020東京オリンピック・パラリンピックでも調布市がサウジアラビアのホストタウンを務めています。