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 上 《今日は紙の記念日》と聞けば、恐らく旧王子製紙で洋紙の生産が始まった日だろうと想像は付きます。

 

 ちょこちょこっと調べてみると、旧王子製紙の前身は渋沢栄一が発起人となって1872(明治5)年に設立された《抄紙会社》だそうですが、真面な紙が漉けるようになって開業式が行われたのが1875(明治8)年12月16日だったとか。随分時間が掛ったんですね。

 

 因みに、王子製紙や大蔵省印刷局の工業用水として使われたのは、玉川上水に架かる境橋で分水された千川上水の水。大蔵省印刷局抄紙部への給水は1971(昭和46)年迄続けられたそうです。

 

 そんな《紙の記念日》の朝、職場で読売新聞の折込広告に目を通していると、ヘーベルハウス(旭化成ホームズ㈱)の広告が目に止まりました。

 

 「狭小&変形地対応住宅FREX城南モデル誕生」

 

 港区・品川区・大田区限定特別モニターも募集中なのだそうです。空家対策特措法が施行されてからというもの、新聞や折込でヘーベルハウスは盛んに広告を打って来ましたが、こういう狭小地・変形地に手の届く価格で見栄えのする住宅を建てるという点ではオープンハウスのほうが積極的だったように思います。今回の《城南モデル》は

 

 「狭小&変形地の多い城南地区でオープンハウスに負けるなっメラメラ

 

 という戦略なのでしょうかはてなマーク 木造住宅密集市街地(木密)の多い城南地区で、軽量鉄骨発泡コンクリート造への建替えが増えるのは不燃化推進の観点からは大歓迎なのですが、翌年課税される固定資産税・都市計画税や不動産取得税のことを考えないで無理なローンを組んで仕舞い、税金が払えなくなる人が偶にいらっしゃるので、その辺が心配です。

 

 木密解消に向けて、個々の住宅の不燃化建替え耐震建替えだけでなく、品川区内では市街地再開発事業防災街区整備事業が盛んに行われています。

 

 昨年度は北品川五丁目第1地区市街地再開発事業(パークシティ大崎)、今年度は荏原町駅前地区防災街区整備事業(ザ・パークス品川荏原町)が竣工しました。このほか、

 

 ◆ 目黒駅前地区市街地再開発事業(ブリリアタワーズ)

 ◆ 大井一丁目南第1地区市街地再開発事業

 ◆ 西品川一丁目地区市街地再開発事業

 ◆ 武蔵小山パルム駅前地区市街地再開発事業

 ◆ 武蔵小山駅前通り地区市街地再開発事業

 ◇ 中延二丁目同潤会地区防災街区整備事業

 

 が現在事業中。事業組合が設立されていない事業がこのほかにもあり、2020年頃に向って品川区の街の様子が随分様変りしそうな勢いです。

 

 防災街区整備事業と言えば、都庁のお膝元でも、神田川に架かる淀橋の東側で青梅街道に面した西新宿五丁目北地区の地権者と住友不動産などが作る西新宿五丁目北地区防災街区整備事業組合の設立認可が下り、《東京都市計画防災街区整備事業西新宿五丁目北地区》がスタートしました。嘗て木密が拡がっていた西新宿の不燃化も愈々最終ステージに近付いた感があります。

 

住友不、西新宿で150メートル級ツインタワー 18年8月に着工】日本経済新聞

http://www.nikkei.com/article/DGXLASFB13H26_T11C16A2L83000/

 

 今回の北地区のほかに、西新宿五丁目ではこの南に2つの防災街区整備事業が予定されています。事業地図に目を通してみると、廃校になった私立淀橋幼稚園の西側のエリアでした。NHK《小さな旅》でも採り上げられた淀橋幼稚園、「どうなったかなぁはてなマーク」と思って検索してみると、既に解体され、埋蔵文化財の調査が始まっているようです。

 

 神田川流域には旧石器時代から近世にかけての遺跡が何層にも拡がっていますから、面整備事業はこのように集中・連続すると、都や各区教育委員会も埋蔵文化財調査の手が足りなくならないか心配になります。淀橋市場の敷地内で埋蔵文化財調査が行われた時は、わたしも調査現場や見付かった埋蔵文化財を見学させて貰いましたよ。

 

 此処迄書いて来て、品川区内の埋蔵文化財はどのような状態だったのか、気になり始めました。この後で少し調べてみようと思います。