先日、BUMP OF CHICKENのカルマが弾きたくなってカルマ以外にもいろいろ入っているタブ譜(supernova)を買ったんですよ。ここ2ヶ月くらいBUMP OF CHICKENのメンバー監修のタブ譜観ながら数曲弾いてたので大体藤くんとかのコードのクセとか掴みつつあるんですけど、今回のタブ譜は酷かった・・・初っ端からオクターブ違うし、コードもBump大好きCadd9がCmaj7だったりと、誰が採譜したのか知らないけれど、よくこんなもん発売しやがったなという感じで、改めてカルマだけのメンバー監修の譜面買ったんですよ。そしたらやっぱ藤くんのギターって感じでしっくりきました。しかし、難しい。この曲、テンポがBUMP OF CHICKENの曲の中ではかなり早い曲で、しかも1拍ずつコード違う進行とか、全然弾けません・・・

でも、BUMP OF CHICKENの曲ってすごく勉強になります。今まで見たこともないヴォイシングで弦押さえてるので、こういう展開もありなのかぁ、とか。ベースを中心にちゃんと分数コードで鳴らしているので全体のコードの響きがすごく美しいなぁ、とか。例えばGmajの場合5弦をあえてミュートして鳴らさず、1・2弦を3フレで押さえて響きが濁らないように工夫するとか。

なにしろタブ譜を見ながら演奏するなんて高校生以来やってなかったもんですから、タブ譜って案外コードヴォイシングの勉強には良いのかもなと改めて思います。同じCmajコードでも押さえ方によって響きが全く変わります。こういうのって、初めてのギター教本的な本にはまず載っていいないので、まずは教本にある定番の押さえ方を覚えて、そこから好きなアーティストのコピーバンドでもやるときに改めてタブ譜見てみるといいと思います。

まぁでもあくまでこれはコードの話。HMなんかのパワーコードとかはタブ譜見なくても耳で聴こえるはずなので、タブ譜を見ながら弾くのはお勧めできません。タブ譜って頼りすぎると自分の成長が止まります。エモい響きのコード、これどうやって鳴らすんだろ?とか思ったときはすごく勉強になるという諸刃の剣的なものなのでご注意ください。


via 平林征児's DTM
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