クリリンと申します。

続きです。





抗がん剤治療は、入院して、10日程抗がん剤を打ち続け、その後3週間休む。これを1クールとして全部で4クールやるよう指示をされました。


しかし、脱毛、吐き気、全身の倦怠感、食欲不振…酷い副作用を伴い、見ているのも辛かったです。もちろん1番辛いのは本人で、2クール目の治療が始まる時には、もう抗がん剤治療を受けたくない、と嫌がり始めました。


そんな辛い思いをしてまで抗がん剤治療をさせるべきなのか?私たち家族も、それが果たして妻の為になるのか?と悩み、どうするべきなのかわからなくなりました。しかし妻には良くなってほしい。元気になって欲しい。助かる道はそれしかないと思っていましたので、嫌がる妻を何とかなだめて無理に病院へ連れて行きました。
あの頃は本当に辛かったです。本人も、家族も、心身共に参っていました。


1クールを何とか乗り切りましたが、これがまた続きます。しかし妻にもうあんな辛い思いをさせたくない。本当に見ていられないんです。


他に治療法はないのか?
必死に情報を集めていたところ、古くからの友人から、熊本の不知火地方に咲く姫菊がガンに効くという話を聞きました。



これが、後に嘘のような奇跡を起こすとはその時はもちろん想像もつかず、半信半疑でした。しかしその友人が嘘をつくとは思えません。


調べると体に悪そうな事はなさそうだったので、妻の苦しみが少しでも楽になれば、と、藁にもすがる思いで、その友人が持ってきてくれた姫菊を煎じて2クール目の抗がん剤治療と併用して飲ませ始めました。