グルっぽを作成しました。
「国語指導」という名称です。
国語(日本語)についてなら、なんでも語り合っていきたいと思います。
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関心のある方は、どうぞご参加お待ちしております。
棚を整理していたら出てきた2冊の文庫本、
作者名に心当たりはありませんが、謹呈という判が押してあるので、
自費出版を戴いたものと思われます。
暇潰し程度のつもりで読み始めました。
短編集はありふれたものでしたが、中編集に感動の涙が💧
「夕食は、カレー」と「つれて行かないで」
前者は、早くに世を去った母親が息子を心配して、
息子がプロポーズしたいと思った女性の前に姿を表す話。
「・・・・・・そろそろ、おばさんも行かなくちゃならないんだけど・・・・・・あの子の事、宜しくね」
「うん。そろそろ、ね。もう、安心みたいだし・・・・・・」のあたりで筋が読めてきましたが、
それだけに、その後は涙がじわっと湧いてきました。
最後はもう涙で文字がぼやけるほど。
子を思う母の心が、異界に行っても子の幸せを願わずにいられない心、
そしてその子の幸せを見届けることができなかった悲しみが、痛いほど伝わってきました。
後者は、輪禍で一人娘を失った母親が、精神を病んで、
妄想の世界の住人になってしまう話。
自分と娘が、霊を見ることができる特異体質であると思い込み、
そのために娘の父親とは別れ、2人でひっそり身を潜める。
その部屋で、娘は霊たちに捕まって連れ去られてしまう。
実は、すでに娘はこの世にはいないのに、幻を見続ける母。
「消え行く娘が最後に見せた、優しい表情を思い出していた」の締めに涙が止まらず。
同じ世界にいても、会うことが叶わなければ、異界にいるのと同じこと。
そして、私も夢の中でしか会えなくなって、夢の中の優しい表情を繰り返し思い出すしかない母です。
作者の他涛偲さんをググったら、こちらのサイトが出てきました。
文庫本の奥付によると発行者のようです。
http://www.din.or.jp/~ece/index.html
ネット上にいくつか紹介されているようです。
他の作品も読んでみようと思いました。
私が理事を務める「社団法人日本Webライティング協会」授与の資格。お勧めです。
それからWOHASをより多くの方に知っていただきたいと思っております。
WOHASの名の下へ、みんな集まれ!!を合言葉に。
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