ここ何カ年か、MARCHレベルの私大現代文の問題研究をしています。筆者の母校に一人でも多くの受験生を送り込みたいという気持ちからです。
実際の入試問題の分析の前に、まず、MARCHレベルの私大現代文を解く力として、何が必要かを書きたいと思います。この「基礎」というか「心構え」というか「共通認識」というか、、なにしろ「土台」がないと、いくらこれから傾向を分析して積み上げても、砂上の楼閣となりかねないからです。
MARCHレベルの私大現代文に必要な力は、ずばり「基礎的な文意を早く理解する力」=速読力、「こうなればこうなってこう考えるのが妥当」=論理的思考能力、「言葉の意味を正確に理解しているか」=語彙力の3つです。
多くの私大現代文対策講座は、だいたいここを重点的に鍛えようといろいろプログラムを組んでいます。予備校の授業や進学校の授業もそうです。
参考までに、次のURLを覗いてみてください。
http://d.hatena.ne.jp/STUDDY/20110304/1303946574
http://dietstudy.blog82.fc2.com/blog-entry-250.html
http://ja.wikibooks.org/wiki/%E9%9D%92%E5%B1%B1%E5%AD%A6%E9%99%A2%E5%A4%A7%E5%AF%BE%E7%AD%96
あまりいくつもあげても諸君が混乱するだけだと思うのでこのぐらいで。
筆者はこの情報を、隅から隅まで分析しているわけではないですが、多くのあふれる情報の中から選びました。こう言う言い方をすると反発されるかもしれませんが、「選ぶ力」が諸君よりあるからです。自慢に聞こえるかもしれませんね。でも、これは筆者が苦労してつかんだ「コツ」なのです。諸君はその「コツ」を最初からつかんだ上で、合理的に勉強できるのです。そのほうがやはり効果は高いことはお分かりですね。
脱線しましたが、上のサイトだけでも、相当、凝縮したことが書かれています。
とくに3番目の青山学院対策はなかなかの執筆レベル。
MARCHレベルなら、まず、基礎ができている人も現代文の自信がないという人も、次のことを始めて欲しいです。
1、基礎となる現代文解法を確立する
(オススメは、東進ハイスクールの出口講師、板野講師、代ゼミの國井講師など。相性もあるので一概に言えないが、「この先生だ!」と決めて実際に2学期講習・サテライン講習などを受けてもよいし、参考書などで学んでも良い。とくに板野講師は、参考書を豊富に出版している。参考書としては、河合塾、Z会で出版しているものも良書)
2、最低、問題集(センター過去問で十分)を5年分解き、4回繰り返す
3、解説をしっかり読み、解法に合わせてどうやって解けばいいのか、考えればいいのかを確認。意味を正確に理解していない重要語、知らなかった現代文単語を確認・暗記する。
4、分からなかったら分かるまで解説を読む。それでも分からなかったら、予備校の講師にでも学校の先生にでもいいから聞く。
これをしっかりやってください。
たいていの人は、ここをおろそか、いい加減にしているので、合格できていません。ぜひ、素直に取り組んでみてください。疑問や不安を感じるなら別の先生に聞いてみてください。きっと同じことを仰ると思います。
はっきり申し上げて、いまのMARCHなどレベル的には普通です。むしろ易しい大学です。諸君は異論があるかもしれませんが、やることをきっちりやらないから、なんだかんだ言って理屈をつけて言い訳をして勉強しないから、難しいだけです。ろくに勉強もしないで、この先生がいいとかこの方法がいいとか、この先生はダメだとか、一丁前の口を叩くなと、つい説教したくなります。黙々と信じてやりぬく。今日から約束してください。約束するだけでなく、とにかくやってください。
基礎を繰り返しやれば、合格なのです。
必殺技などありません。皆さんが期待するようなハットトリックなどもありません。地道に基礎固めです。
方法には、大きく
1、論理から攻める方法
2、文章を視覚化して論理を押さえていく方法
3、選択肢から攻める方法
とありますが、みなさんには、1~3まですべてを勉強することをお薦めします。
予備校の先生的に言うと、東進の板野講師の参考者から勉強し始め、出口先生のハイレベル問題集で完成させるというイメージです。
次回は、青山学院大学の現代文の傾向や、今年予想されるテーマについて書きます。
