こんにちは、新井です
今日もブログをご訪問くださいまして、ありがとうございます
先日小学4年生の算数の授業をしました。
この生徒さんの初回の授業です。
その日の学校の宿題は割り算の計算でー
ちょっとしたうっかりミスがある程度で、そこには大きな問題はありませんでした
そこで、その宿題が終わってから、
大きな数の概念を問う問題
文章題
を出して、やってみてもらいました。
こちらはあまりできませんでした
国語と算数に困っている、という話でしたから
大きな数の扱いが苦手なのもやっぱりでしたしー
文章題は『72枚の色紙を4人で分ける』というのをやってみたのですが
「何算を使えばよいかわからない」
というので、
「たし算、てどういうの」
「ひき算て」
すると『わり算』が分からない。
それで、「じゃ、〇〇ちゃんと先生で、お菓子分けるとしよう」
と、「わり算=分ける計算」の確認をしました。
この『72枚の色紙を4人で分ける』問題が分からない理由は
1 分ける=わり算 が分からない
ことのほかに
2 72枚という数が分からない
ことがあげられます
小さい子どもは抽象的思考ができません。
最初はパッと見てわかる、手で数えられる数で計算を練習します。
それがだんだん大きな数の概念を身につけていくと、
大きな数を扱った文章題でも理解できるようになります
計算問題は機械的にやり方を覚えればできるので、
大きな数でも扱えたとしても、
文章題では意味が分からないので解けなくなってしまうのです。
「どう教えたらいいでしょうか」
と親御さんから聞かれたのですが
まず、「どのくらいで分かるようになるかは分からない」
とお答えしました。
実は、『小4の壁』『9歳/10歳の壁』という言葉があります。
この時期になると、抽象的な概念を扱うことが求められるのですが、
ここに躓くお子さんが出てきます。
具体抽象にすんなり移行できるお子さんと、
その壁が越えられないお子さんがいるのです。
個人差がありますから、それがどのくらいでできるようになるかは分かりません。
当面は小さい数の延長線上に大きな数があることをだんだん分かってもらい
慣れていってもらうことになるかと思います。
ここは本人にとっても苦しいところ
無理なことをさせても勉強が嫌になってしまいます。
根気よく一緒に取り組みながら待ってあげましょう
オンライン学習指導をしています
新井常葉(ときわ)、もと高校国語教師(専門は国語です)
現在中学生中心に学習指導をしています。
「難し~」と言われる国語を、分かりやすく教え、力をつけます。
算数や数学、英語も「分かりやすい」とご好評
学校や他塾でついていけなかったお子さんが、
こちらに来てから長期受講をされているのが特徴です。
おすすめは、
国語をきちんと学びたい生徒さん
高校受験対策をしてほしい生徒さん
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オンラインでサクッと教えてほしい生徒さん
指導時間・指導形態
基本 中学生個別 19:30~21:00
ですが、他の時間はご相談ください
ZOOMで行います
指導内容
専門は国語
英数理社も教えていますが、あまり難しい数学はごめんなさい
何を勉強したいのか
お子さんのどういったところを伸ばす・サポートしたいのか
ご相談ください
指導料金
中学生 ¥2500/1h