最近読んだコミックで面白かった本。それは、「税金で買った本」(原作:ずいの/著:系山 冏)。


書店で一目惚れして購入したのですが、すでにメディアでも評判の漫画だったようです。


粗筋としては…小学生以来、久方ぶりに図書館を訪れたヤンキーの石平くん(主人公)。10年前に借りた本が未返却であることを指摘され、その本を弁償するように言われます。その一件をきっかけとして図書館でアルバイトをすることになり、図書館のルールや本との向き合い方などを学んでいくというものです。いわゆる「図書館を舞台にしたお仕事マンガ」なのですが、堅苦しさは一切なくてとても読みやすい内容になっています。読むときっと、図書館を積極的に利用したくなると思いますよ。


ところで、筆者の「系山 冏」さん。「けいやま けい」さんと読みます。「冏」の漢字、皆さんは見たことがありますか。音読みは「ケイ•キョウ」で、訓読みは「あきら-か」。「明るいさま/明らかだ」等の意味を持つ言葉で、成り立ちとしては「明り取りの窓」をかたどる象形文字です。馴染みの薄い漢字だとは思いますが、窓から射し入るやわらかな陽の光が思い浮かぶようで、私は好きな漢字の一つです😊