今日は「国語力を育てる〜幼児のための読み聞かせ教室」の日。体調不良で欠席した子もいましたが、他の子達は元気いっぱいで授業に臨んでいましたよ。


今回も絵本を読みながら、言葉の意味を簡単に説明したり、わかりにくい場面を解説したり。また、登場人物の心情を中心に、生徒たちに質問を投げかけつつ読み聞かせをしていきます。これが正解という読み方はありませんが、私は国語教師なので、理由や根拠を考えてもらうことや、心情をなぞりながら読むことを特に意識しています。生徒たちに本を読む前に、まずはどこを質問するか、話の肝はどこにあるのか等を確認して臨んでいますよ。



読み聞かせの途中で、「きもちカード」を使った遊びを。ルールを説明したあとは、一人一人にカードを組み合わせてもらいます。

対象年齢は3歳からですが、平仮名が読める子には裏面の説明書きを口に出して読んでもらいました。いわゆる「心情語彙」は、多ければ多いほど作文や読解の幅が広がるし、決して大袈裟ではなく、人生そのものが豊かになります。…このカード、100円ショップのキャン・ドゥで購入したのですが、これまた優れものですよ。

今日読んだ「きがくれたおくりもの(おおはし えみこ著)」がとても心あたたまる良書だったので、今日の知育制作の時間で「大好きな人へのプレゼント」をつくりました。誰かのことを考えながら作ることで、思いやりの気持ちを育んでいきます。

ふわふわのフェイスタオルを斜めにくるくると巻き、絵や文字を描いたプラカップに入れます。タオルのソフトクリームにChupa Chupsを挿したら完成です。おおーっ、美味しそうで、可愛らしい贈り物ができたね😊



さて、本日のプレゼント本(教材本)は、「109ひきの どうぶつかくれんぼ(のはなはるか著)」。子どもたちを魅了してやまない「109ひきの どうぶつマラソン」、その続編となる作品です。みんなで「推し」の動物を1〜2つ決め、それらがどこでどのように隠れているかを確認しながら読み進めました。この本を家庭で読む際は、ただ動物を探すだけではなく、「共に認め合う」といった作品テーマも噛み砕いて伝えるようにすると良いでしょう。