ごまかす時に便利なんですよ。

 

 

 

 

小論文や意見作文の添削をしている際に少々目立つ表現があります。

表題の「など」。

 

使わなくてはならない場面はありますよ、そりゃ。

具体例が大量に上がっている文章の場合、「など」を使わないと収拾がつかなくなる。

「など」は絶対に欲しい。

 

そうではない場面で乱用する人が多いのです。

添削していると目立つんだこれが。

 

同業の方なら納得してくださるはず。

 

 

小論文の場で言い切るのって勇気が要るんですよね。

 (もしこの一言で不合格になったら)

分かります。怖いもの。

 

それがために、「など」でぼかす。

分かります、本当に。

 

でもそれも程度問題。

なんでもかんでも「など」「など」「など」「など」で押し込まれると、読んでる側としては、

(君、本当に把握できてる?)

と不安になってきます。

 

不合格になるのは、大抵

  • 質問に答えていない
  • 論理矛盾(最初に挙げたことと後に上げた話が食い違う)
  • 関連性のない事項を出す
  • 明らかな嘘

このあたりです。

 

ちゃんと論理性があるなら、そうそうアウトにはなりません。

 

 

もちろん「など」を使わねばならない局面もあります。

ただ、安易な使用は避けてください。