これまで色々な生徒を担当してまいりました。

その中でも数年に1人ぐらいのペースで、いわゆる「突き抜けるぐらいよくできる子」を見てまいりました。

 

単なる「成績優秀者」じゃないんです。

それこそ灘・開成クラスも難なく合格していくぐらいの生徒。

たまにそういった生徒に出会い、担当させてもらう機会がありました。

 

 

そういった子達に共通するのは、視点の違いです。

飛び抜けてよくできる子達って、授業の問題を解いた後の解説で何を見ているのか。

 

結局自分のミスしたところ・できなかったところをチェックしていくんですね。

 

特にそれが顕著だったのは、受験学年になってから。

それも後半の9月以降。

何ができなかったかを淡々とチェックして、とにかく潰して回る。

 

お分かりいただけます?

見ている世界が根本的に違うんです。

 

 

だから、正解したからといっても喜ばない。

難しいものに対して(こうかな?)と予測を立てて、それができていたとしても、そんなに喜ばないんです。

 

一般的な子は正直なところ逆なんですよね 。

解説が予想通りだったとしたら、まずガッツポーズ。

「よっしゃー!」と言いながら丸付けする。

 

でもそれだと、本当によくできる子たちとは真逆なんです。

全然視点が違うんです。

逆方向でものを見てる。

 

 

だから私、授業でもよく言います。

『正解して「よっしゃ」「やった」と喜んでる間は大したことない。まだまだ不十分。そこから早く抜け出しましょうね』