「令和六年能登半島地震」で被災された皆様に、心よりお見舞い申し上げます。
被災なさった受験生の皆さんは大層不安なことでしょう。
石川県・富山県の公立高校入試について、簡単な入試傾向について申し上げます。
今回は石川県を。
前半・後半の二回に渡ってお送りします。
主な構成
50分、100点満点。
2020年度から若干傾向が変わっています。
2020年度からは、漢字の読み書きの大問が独立して付いています。
各4問、2点ずつ、合計16点。
各大問の配点
大問1 漢字 16点
大問2 小説 29点
大問3 論説 30点
大問4 古文 15点
大問5 作文 10点
配点はこの形で2020年度から固定されています。
系統別の配点
漢字語句系統だけで約3割の配点。
抜き出し・選択肢問題の配点割合が少ない。
抜き出し問題も合計15点を超えることはありません。
選択肢問題も1問4点前後、合計12点程度です。
記述系が意外と多いです。
小説・論説の2つの大問で、合計200~300字。
合計の配点が概ね20~30点。
1問5~7点。最大80字以内のものです。
書くのに時間がかかる
作文は200字程度という字数制限があります。
ここはトータルで考えると15分は割く必要があるでしょう。
記述系も字数が多いため、書くのに相応の時間が必要です。
答案制限字数の9割を書いたとして。
20字書くのに1分かかると計算して、13分は必要と見た方が無難です。
直近のものほど、記述量が増えているものですから。
作文の15分も混ぜると、合計28分。
30分近く延々と書き続ける力が必要となります。
従って、残り時間の20分少々で、
- 文章を読む
- 読解系の問題を解く
ことになります。
後半に続く。
作文対策についてはこちら。