今回もWEB参加です。

これまた三回に分けてお送りします。

 

 

 

 

さて先日、熱中小学校・萩明倫館の第2回に参加いたしました。

 

今回の授業はこちら。

令和4年12 月17 日(第3土曜日)
<日本CM界の巨匠>
 中島信也 先生(東北新社エグゼクティブ・クリエイティブ・ディレクター)

 熱中小学校萩明倫館HPより

 

今回も見応え十分の内容でした。

冒頭で、手掛てこられたCMが連続で流れる。

これ見たことあるというのがたくさん。

全部やっていらしたんだという。

お話の中でも、しばしばそうやって手がけられたCMが間に挟まれます。

 

CM作りの根幹は、小学生の体験にあるということでした。

で、その方法が三つあるのだそうで。

三段階に分けてお話しくださいました。

 

 

  1.喜んでもらう

むやみやたらに売り込んでいくのではなく、まず興味を持ってもらう。

そのためには「どうやって興味を持ってもらうのか」。

やはり面白がってもらうことがまず第一なのだ、とおっしゃっていました。

 

プランナー、スポンサー、ディレクター、視聴者。

それぞれの喜ぶ顔を思い浮かべてCMの内容を練る。

 

昨今ありがちな炎上商法とは根本的な方向性が違いますね。

 

 

  2.好きになってもらう

喜んでもらい興味を持った上で、ということなのでしょう。

面白さから興味を持ってもらう。

そうすると、興味を持った人はそこから調べていったり商品を直接手に取ったり、ということになる。

そういう形のようです。

 

 

  3.顔色を伺いつつ

先生は冗談めかしてこんなことをおっしゃっておいででしたが。

早い話、タイミングを見計らうということなのでしょう。

相手の様子を見て、適切なタイミングで売り込んでいく。

そういうお話なのだと私は解釈しました。

 

 

この三つのキーワードを頻繁に繰り返して、話の中身を強調していらっしゃいました。

 

とにかく大事なのは想像力だ、と。

  • こう言うと相手はどう思うか
  • この言い方で伝わるか

思いやりを根底に、表現の技術を錬磨する。

そうすることによって、表現に触れた人の心を少しだけの方向に動かす。

経済の需給を越えたところを目指すのだそうです。

 

集客にも通じるお話。

非常に興味深かったです。