韻はあまり日本では使われていないようですね。

母音(a.e.i.o.u)が子音とセットで扱われることが多い日本語の場合、発音をそろえるよりも、五七五とか七七七五といった音数で区切るタイプが圧倒的です。

 

 

前回の記事から、「押韻」についてあれこれ書いています。

 ⇒即興で例文を作ることもあります

 

 

 

海外の韻はどんなものがあるのかと申しますと。

 

たとえば、イギリスのマザーグース。

そのうちの一つ「月曜生まれの子は」。

冒頭部分だけ取り出すと、

Monday’s child is fair of face,
Tuesday’s child is full of grace,

「フェイス」「グレイス」と発音を揃えています。

 

 

 

他にも、中国の漢詩。

李白の獨坐敬亭山(ひとりけいていざんにざす)

衆鳥高飛盡

 (しゅうちょう たかくとんで つき)

孤雲獨去

 (こうん ひとりさって かんなり)

相看兩不厭

 (あいみて ふたつながら いとわざるは)

只有敬亭

 (ただ けいていざん あるのみ)

「kan」「san」と発音を揃えています。

 

 

なぜこんな話を出すのか。

前回出した押韻、生徒の反応が今一つだったんです。

 ⇒即興で例文を作ることもあります

朝は食パン

お昼はチャーハン

夕食豪華に焼肉牛タン

「ふーん」

という感じで。

七七七五のような都々逸調の方がウケがよかったりします。

 

 

え?

そりゃお前さんの押韻がヘタなだけ?

それを言っちゃいけません!