私の教室に通って来る生徒さんが、学校での漢字テストを
持ってきてくれました。
50問中、1問だけ間違ってしまい、満点とれず。
「あとひとつで満点だったのにー!」と悔しそうです。
私は、ノートにたくさんの漢字が書いてあっても、
ペラペラとめくっても、
脳が「エラー漢字」にすぐに反応します。
この時も何ページもある漢字ノートの中で、1文字だけエラー反応しました。
「ねぇ、この漢字間違ってるよ」
どうやら毎日、練習していた練習帳の最初のページから、
すでに漢字を間違えて覚えていたようです。
でも、毎日、先生に提出して、「OK!ハンコ」を押してもらっていたので、
間違いに気がつかなかったようです。
生徒さんは、先生が指摘しないことで、間違ったままずっと書き続けていて、
漢字のテストでバツになりました。
さて、次の生徒さんは、お母さんが大変怒っています。
補習校の漢字テストでクラス担任が○をつけた漢字が実は、間違っていた。
そのため、お母さんは「このテスト100点じゃないよ!」
お子さんは、「だって先生がをつけたのだから100点でいいんだよ!」
と大ゲンカ。
ついには、補習校を辞めてしまいました。
どちらのご家族も先生には「採点ミス」があったことを伝えていません。
「先生が間違えるわけがないので、OKと言われて信じて疑わなかった」
「先生に間違っていますとは言えないし、言ったら嫌われそう」
結局、どちらのご家族も、「先生を信用しなくなる」という、
最悪の結果に繋がってしまいました。
結論として、
先生がたとえOKハンコを押しても、「自分で確認をしよう!」
先生に「この採点間違っています」と言いにくければ、
「先生、もう一度確認してもらえますか?」と言ってみてください。
そこで、「えー、何?」と、指摘してもわからない場合は、
「先生!採点が間違っています!」と、はっきり言いましょう。
漢字テストの100点は、自分のちからでとりましょう!