東日本大震災の3月11日が近づくにつれ、朝の情報番組でも防災を扱うコーナーが増えている。
その中で『あれ?』と思うことが多々あるので、少し触れておきたい。
専門家の意見に対しへりくだりすぎ
1つ目は、専門家の意見に対しへりくだりすぎであること。
『ハザードマップは、家族で見ることが大切』
これはごくごく当たり前のことで、ハザードマップを作成、配布している市町村等でも告知している内容であるし、学校の防災学習や防災講話でも「家に帰ったら家族でハザードマップを見ましょう!」とやる。
これをテレビで「ハザードマップは家族で見ることが大変重要だ"とのことです"」やスタジオのコメンテーターが「初めて知りました」というのはダメだと思う。
「こんなの当たり前!」
「知らなかった人は今夜にでも!」
くらいでないと危機意識は醸成されない。
防災情報を豆知識的に紹介する
電柱等に貼られている過去の洪水の高さを示す標識やマーク。
「こんなところに示されているんですよ~」
という明るいノリで話す。
いやいや、過去に現実としてこの高さまで水がきたという印。
「今日の通勤・通学時、お買い物にでかけるときなど周辺でもあるかどうかみんなで確認しましょう!!」
「そして洪水時の避難先の再考を」
です。
防災に関する情報、知識は生活の知恵、豆知識であってはいけない。
命に直結する大切な情報、知識なのである。
危機感をあおりすぎるのは良くないが、その情報、知識を「へぇ~」と関心するレベルで終わらせてはいけない。
必ず身に付け、いかす情報、知識でないとテレビの意味を全くなさない。
あらゆる意味から防災教育の重要性を再認識した今朝のできごとでした。