株式投資のリスクには、経済環境の悪化から株価を大きく変動させることがあげられますが、外部要因以外に企業自体の内部環境の悪化による株価変動要因もあります。こればかりは投資家自身がコントロールできる要素がほとんどありませんので手の打ちようがありません。一般的に投資家として情報収集を日々行なっておくということが、信用リスクを回避するためにできることと言えるかも知れません。

ただし、何があっても避けなければいけないのは企業倒産です。株式を発行している企業が倒産した場合は株の価値は持ち株数に関係なくゼロとなります。まさに紙くずです。もちろん配当はありませんし、財産の再配分もあてになりません。危ないと感じて売却しようとしても、なかなか換金するのも難しいでしょう。

企業の信用リスクによって生じる流動性リスクは企業の上場取り消しでも起ります。上場廃止後は取引所での売買ができなくなりますので現金化は困難かも知れません。

通常上場したばかりの企業が瞬間的、短期間に倒産することはまれでしょう。大抵は長いスパンのなかで内容を悪化させて倒産しているのです。安心している企業であっても最低年4回の財務チェックを続けていれば、何らかの変化には気付くはずです。決して避けることができないリスクではありませんので、定期的に収益と財務の数字の変化を追うようにしてください。