あの日から1年…。
あの日、関西に行ってた俺様は、突然の電話を受け、とんぼ返りしたが死に目に立ち会えなかった。
東京に着いてオヤジのいる病院にタクシーをとばした。
会えたのは霊安室。
本当に微笑を浮かべ寝ているような姿。
号泣しながら
何度も、
何度も、
何度も、
オヤジを揺すった。
よく『頭が真っ白になる』と言うが、俺様の頭の中は何故か『蒼く』染まった。
真蒼に染まった。
でも、全然冷たくない。
何だかほんのりと暖かな蒼…。
それでいて凛とした蒼…。
決して折れない蒼…。
清々しい蒼…。
海と空が交わる部分の蒼…。
あっ
これオヤジの色だ…って気付いた。オヤジが心に流れ込んで来たんだって。
親としての目標
男としての目標
人間としての目標
俺様にとって、全ての目標だったオヤジ。
どれ一つ、
追いつくどころか、
全然遠く及ばなかった。
この先も越える自信なんかとてもない。
今生の先に、
本当に輪廻があるなら、
『オヤジ…また貴方の息子で生まれたいです』
オヤジ…
オヤジ…
お父さん…
貴方が大好きでした。
