負の連鎖とは-甘える事の重要性を例に-
https://www.youtube.com/watch?v=4D1lWwIL2Yc
今回は負の連鎖についての動画です
まず負の連鎖とは何か
例えば、虐待を受けて育った子が親になった際にまた自分の子どもに対して同じように虐待してしまうといったような、自分が受けてきた間違いを次の世代へと繰り返してしまうことを指します。
勿論虐待の例に限りませんが、虐待を受けて育つと必ず親になった時に虐待をするというわけではありません。
※法則的なものというより連鎖が起きた際の一つの結果論とお考え下さい
比較的よくある他の例だと、以前甘えることの重要性に関する動画を作りましたが(こちら)、子どもの頃に「甘えるな!甘えん坊なんて情けない。父さんはお前みたいに甘えなかったぞ」と、この場合甘やかしの甘えではなく、愛されてる実感や安心感を得る為に行う、スキンシップやコミュニケーション等の甘えが許されない中で、甘えることはよくないことなんだという価値観を与えられ、親に愛情を求めることが十分に出来なかった、その寂しさや怒りなど満たされない想いを背負ったまま大人になり、親になった時に「あなたみたいに甘える子お母さんが恥ずかしい」といった言葉と共に、子どもが愛情を求められなくなってしまう状況を作り出してしまう。そしてまたその子どもが・・・と繰り返してしまうということです。


ですが、子どもの頃に甘えられず満たされなかった想いが、成長過程で何らかの形で満たされたり、甘えることの重要性に気付いたりと価値観が変わったりすることで、その連鎖が起こらないことも当然あるわけです。
幼少期、何らかの生き辛さに繋がる状況の中で育った自分が親になった時に子どもと弊害無く向き合えるかと不安になったり、自分が感じてきた生き辛さは誰のせいだと憎しみが湧いてきたりと、その負の連鎖に悩まされる方もいらっしゃると思います。
ではその連鎖はどこから始まったのか。これには諸説あるかと思いますが、さかのぼっていくと戦時中・戦後日本が大変な状況の中で、甘えることが許されない、また親を早くになくしてしまったりといった中で、大人に混ざって働いたり、生活を少しでも豊かにする為に一心に勉学に励んだりと、当時必死だった子ども達がいました。
抑え込んできた甘えたい欲求愛情欲求を抱えたまま大人になった時に、先程のように「甘えなんて許さない。俺は誰にも甘えなかったぞ」といったように、その価値観や抑え込んできた満たされない感情をぶつけてしまうということは十分に考えられます。
甘えは愛情の実感や信頼感、安心感を得る為、また自立への意欲を育む上でも大切なことです。それを否定的に見て遠ざけてしまうのは、今の時代を生きる子どもに対していいことだとは言えませんし、勿論甘えに限らず様々なケースがありますが、そういった後々生き辛さを生む可能性のある価値観が歴史的背景、社会的背景の中で生まれたと考えると、特定の個人を責める話でもなくなってきます。誰が悪いというよりも、みんな辛かったんだということです。
※もし恨んだりといった気持ちが湧いた時には、その気持ちを持つ自分自身を嫌悪したり無理に否定することはありません。怒りで攻撃的になってしまうとケアが必要になってきますが、過去の自分を更に追い詰めないよう、それだけ自分は傷付いたんだということを受け止めてください。
相手に対する憎しみや恨みの言葉が頭に浮かんだ時に、その言葉の後ろに「と思った」と付けてみてください。言葉と感情を切り離して客観的なものとすることで、冷静さを取り戻すことが出来ることもあります。
その上で、負の連鎖が起きていると感じるようであれば「私がここで断ち切ろう」と決意することです。
子どもの為にあれはしちゃいけない、これは言っていけないと、間違いを起こさないよう自分の行動を制御するというよりも、ずっと背負ってきた生き辛さから自分自身が解放される為に、その生き辛さと向き合うということです。
子どもの頃分かってもらえなかった事、当時の想いを話し合い互いの認識の違いを確認・受け止め合いながら、関係を修復することが可能であればそれが最善かもしれません。いくつになっても、時間が経過してからでも、昔甘えられなかった寂しさを埋めることは出来ます。
しかし反対にそれが不可能な関係である場合も少なくないはずです。
誰かに話を聞いてもらうだけでも楽になることもありますし、その生き辛さが根深いものであれば、その全容を自力ではなかなか明らかに出来なかったり、心の傷を癒す事が簡単でない場合もあると思いますので、専門家、カウンセラーなどに相談する選択肢も検討してみてください。
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