子供科大人の教科書-中高生の子どもが自傷行為・不登校etc...知るべき子どもの本音と愛について- -18ページ目

子供科大人の教科書-中高生の子どもが自傷行為・不登校etc...知るべき子どもの本音と愛について-

子供が心の内に秘めている想いを、動画を通して親御さんに代弁するコンテンツです

「見て欲しい」親子関係のギクシャクの多くは思い違いから始まる 原因究明マップ例2



https://www.youtube.com/watch?v=cC_tg0eT9SQ






小学2年生の男の子がいつものように家で一人でブロック遊びをしている
この後起こる出来事を、子どもと母親両方の視点から見てみましょう





「お母さん見てほら出来たよ見て見て!」
「お母さんは忙しいの!お兄ちゃんなんだからそっちで大人しく一人で遊んでなさい」

男の子は突然遊んでいたブロックを壁に投げ付けました






<子ども>
お母さんはもうすぐ1歳になる弟のことばかりかまっている
ぼくより弟の方が大事なんだ
ぼくには怒ってばっかり
ぼくは愛されてないのかな
ぼくのことを見て欲しい
寂しい気持ちに気付いて欲しい
本当はお母さんを独占して甘えたい

お母さんに目を向けて欲しくてモヤモヤした気持ちと一緒に
お母さんが気付くようにブロックを投げました


<母親>
仕事が忙しい上に毎日家事もこなさなきゃならなくてストレスが溜まる
誰かに私の愚痴も聞いてもらいたい
主婦にもたまには休みが欲しい
晩御飯も早く作らなきゃ
まだ赤ちゃんの弟には手がかかる
お兄ちゃんにはしっかりしてもらいたいな

大人しく遊んでくれてたらいいのに
また困らせることをして
子どもが悪い事をしたからもうしないように叱らなきゃ



母親は男の子をすぐさま叱りつけました

「ダメでしょそんなことしちゃ!悪い事するとお母さん怒るわよ!」
「・・・うん。」



翌日
今日も男の子はひとりで遊んでいます
男の子は昨日と同じように遊んでいたブロックを壁に投げ付けました


<子ども>
お母さんこっち見てよ
お母さんはぼくがこういう事しないと全然こっちを見てくれない
弟の方が大事なんだ


<母親>
この子はほんと言う事聞かないんだから
しょうがないわね
どうして親の言う事が聞けないの
叩かなきゃこの子は分からないのかしら



ここで原因究明マップに当てはめてみます



母親は子どもがブロックを投げた事に気付いた瞬間このようなマップが作られました

対処 叱ってやめさせなきゃ
評価 子どもが悪い事をした
問題 子どもがブロックを投げた
原因 
状況 
根源 

しかし今回の話、この子は日頃から母親に甘えられず寂しい想いを抱えていました
その中でお母さんに対して見て欲しいという欲求がこのような形で表れたのです

対処 
評価 
問題 子どもがブロックを投げた
原因 母親(欲求の対象)
状況 子どもの見て欲しいという欲求
根源 子どもが母親に甘えられず寂しい想いをしている

原因・状況・根源が見えると評価・対処が変わってくるはずです


どうしても手が離せない目が離せない毎日の育児の中で起こり得る状況
原因究明マップは決して母親を責めるためのものではありません
子どもの行為から子どもの欲求に気付き
子どもが求める対応とは何かを導き出す為の指標です

目の前で起きたことに対し
その瞬間に感情的に物事を判断せず一旦落ち着いて
子どもが何故そのような行為に及んだかを考える事が大事なのです

今回の話では甘えたい欲求に対し、怒ったことが結果としてその欲求を跳ね除けたことになるのです



子どもは親への欲求が叶わず、毎回跳ね除けられることで、親は自分を愛していないのではないかと考えたり


親は子どもの寂しい想いに気付かなければ、子どもは言うことを聞かない、躾が足りないワガママな子と捉えたり
物事の根本的な部分に触れられずにいることで思い違いが起こります。今回の話ではそれが子どもの甘えられずにいた寂しさです。


対処 一緒に遊んであげよう
評価 寂しい想いをさせてしまっていた
問題 子どもがブロックを投げた
原因 母親(欲求の対象)
状況 子どもの見て欲しいという欲求
根源 子どもが母親に甘えられず寂しい想いをしている


”子どもがブロックを投げたら叱るのは間違いだ”という話ではありません
子どもがブロックを投げた時、その瞬間に感情的にならず
一旦子どもの様子を子どもの立場に立って冷静に思い返してみるのです

昨日の様子
先週の様子
そういえばずっと弟に付きっ切りでほったらかしちゃってたな
もしかしたらこの子は寂しくて私に見て欲しくてブロックを投げちゃったのかな

その答えが頭に浮かんだ時、怖い形相で叱ろうとしていた表情や声のトーン、かける言葉、雰囲気
全て変わってくるはずです



「ごめんね弟ばかりかまってて、本当はあなたのこと大好きだからね。でもブロック投げるのはブロックも壊れちゃうかもしれないし、あなたも怪我したりしたら大変だからやめようね。じゃあお母さん片付け早く終わらせて今日は一緒に遊ぼうかな!後でお母さんにブロック教えて!ん?一緒に片付け手伝ってくれるの??ありがとう!」


男の子は母親の対応によって、自分は親に愛されていない存在なんだという想いも塗り替えることが出来ました。

この例の話だけでなく、あらゆる親子の間で起きる衝突にはこのように互いに思い違いがあることが多く、その思い違いが解消されない事で、子どもからすると”親は自分を愛していない”親からすると”子どもは言う事を聞いてくれない”といった具合にそのまま平行線を辿り、問題が上積みされることで、お互い思い違いを残したままギクシャクした関係性になってしまうのです。


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