チケット随想〜WE WILL ROCK YOU - Live 23.06.2016, Sofia
そしてこのもうこれから何が起こるか予測不能という世界において、9月22日・23日のニッポンブドーカンにおけるクイーン+アダム・ランバートの31年ぶりのコンサートのチケット第一次争奪戦の抽選発表が行われました。
(ぴあの特電第0次抽選は既に行われたそうですが)
ひっそりと。そして、全国的に。
思えばフレディありし日のクイーンの日本公演、私の友人は毎朝5時に起きて朝刊の広告をチェック、当時青山にあったウドーの事務所にいつでも始発ダッシュで並べるように、備えていたものでした。
私もそのおかげでホール&オーツのコンサートをプドーカンかぶりつきで見ることができました。
いつの間にかウドーでの窓口販売はなくなり、コンサートのチケットを買うためには朝からつながらない固定電話を「ぴあ」特電にかけ続け、ようやくつながったと思ったら「チケットは全て売り切れました」という虚しい報せを聞いたものです。
私はスティングやポール・ウェラーでそのトラウマを負ったものです。
家庭の固定電話より公衆電話の方がつながりやすい、地方の実家から母親にかけてもらったらつながった、そんな伝説がまことしやかに囁かれました。
携帯電話が普及する前のことです。
そしていまやネットで予約して抽選。青山のウドーに並ぶ必要もなく、電話をかけ続ける必要はありません。
確かに公平な制度です。東京に住んでいなくても、全国いや世界どこからでもチケット争奪戦に参加することができます。
でも、人気があればあるほど、転売屋というアーティストを好きでもなんでもない、ただ経済的理由だけでチケット争奪戦に参戦する輩が暗躍します。あえて暗躍という言葉を使わせていただきたい。
おそらくFinテックと同じようなプログラムも開発し人海戦術も使い、即座に大量の予約を完了させます。本日の最速先行予約の発表より早く、ぴあ特電で獲得されたチケットが、もうサイトで転売されています。
(S席も2000円とか上積みされて既に出品されています)
つまり、お金を出せば、最高の席を得ることができるのです。
私は毎朝がんばって早起きして、それこそ朝刊がコトンと玄関に配達されると共に3面をチェックし、ウドーの広告を発見すると共に電車に飛び乗って青山でチケットをゲットする、そんな熱いファンがいちばんの良席をゲットするべきだと思うのです。
朝からがんばって公衆電話から10円を入れ続けてようやくつながったファンに神様は良い席を与えてほしいと思うのです。
ま、何を言っても昭和のグチにしかならないのですが、、、
抽選落ちました。・゚・(Φ∀Φ*)゚・・。
いや、最終的にはAdamily が助けてくれますけど!
でも、今のこのチケットシステム、絶対なにかが間違っている。
お金以外に情熱がモノを言う古き良き昭和のロック魂、どこかで救ってほしいものです!
#ちなみにぴあプレリザーブ2次:6月22(水)11時00~6月28日(火)23時59分 ※抽選受付