FYE復活！Mardi Gras Sydney

アダムは Mardi Grasで本当にやりたいことをやったんだなあ！











Glambeeさんが、Twitterで「ブラッキー・ローレスを思い出した」って言ってたんだけど、確かに！



「彼のbuldgeにはのこぎりが付いてたのよw」

このbuldge（バルジ）は、これですね、この矢印！



えっと、ベッカムのソックスの方ではなく、バットマンのコスチュームの方です。

バルジはもともと軍艦に防御用に作られた「ふくらみ」のことですけど、転じて、大切なところを守る男性用の装飾ですね。

たまたま『BONES』の再放送を見てたら、ブースがカウンセリングを受けていて、「派手なベルトのバックルはバルジの代わり」みたいなことを言われてました。
つまりは、男性性の誇示なんですよねー

アダムのこの衣装も、ひいてはボンテージっぽいバットマンの衣装も、きわめて性的なものですけど、アダムが好んで「男性性」を誇示する衣装を選ぶのは、レースとかリボンとかを選ぶジョニー・ウィアーと対照的なことのように思えます。

「アイライナーをひく」イコール「女性のように化粧する」と混同されているようだけど、鳥や動物は男性の方が全然派手だし、歌舞伎の隈取りだって男性のものだし、ルイ14世だって化粧して背を高く見せるためにハイヒールを履いていた。

アダムの舞台はきわめて「男性的」で、だから女性のファンもブラを投げるんだと思います。

シドニーの「Mardi Gras」はゲイとレズビアンの人権を主張するためのイベントですが、人間はいろいろな面を持っていて（私の中にも男性性と女性性がある）、何かの枠をはめようとするものに対して異議を唱える、そういうイベントなのかもしれません。