発達障害で不登校のお子さんは、髪を切ることが苦手ではないですかショボーン

どんなに説得しても嫌がる…アセアセ

美容室に連れていけない…アセアセ


そんなお子さんの様子に困りのお母さんは多いと思います。

では、どうして発達障害で不登校のお子さんは美容師室に行くことを嫌がるのでしょうか。

 


発達障害で、不登校のお子さんの中には、感覚過敏の強い場合があります。

感覚過敏とは、脳の感覚をつかさどる場所のエリアの発達がゆっくりであるため刺激に対して

過度に反応が起こってしまいます。


例えば、知らない人に髪を触られること、ハサミで髪を切る音、お店のBGMの音楽、ドライヤーの音

他のお客さんの話し声などを苦痛に感じその場から逃げ出したくなってしまうのです。

2つ目は、お母さんはお子さんに「何で、美容室に行けないの」といっていませんか?

感覚過敏があり美容室に行けないお子さんに「何で美容室に行けないの」という声かけは

美容室への苦手意識が強くなってしまい、更に行けなくなってしまいますもやもや
 

以前、発達障害で不登校の息子も美容室に行くことができませんでした。

美容室に行けなかった当時のエピソードをお伝えします。
 

息子は小学5年の2学期から不登校になり、

中学は、最初の3ヵ月ほど登校しましたが、その後また不登校に

なってしまいました。

息子は、不登校になってから、学校に行けなくなったストレスも加わり、感覚過敏がひどくなり

美容室に行くことができなくなりましたタラー

私は、美容室に行けない息子に対して、息子の気持ちも考えずに「何で、美容室に行けないの」

何度も何度も言ってしまったのです。
 

息子は美容室に行くことへの苦手意識が更に強くなり、髪は伸び放題になり、

目を完全に多い隠すほど長くなってしまったのです悲しい

そんな、髪を切ることができなかった息子が、

美容室に行けるようになったサポート術をお伝えしますニコニコ


♦感覚過敏の辛さを理解する
 

まず、お母さんは、お子さんが、どんな刺激が辛いのか把握してあげることが必要になります。

把握して理解してあげることで子どもは「わかってもらえた」と安心することができ、

髪を切る事への抵抗は減っていきますよ花

私は、息子の辛さを理解しようと息子に「髪を切るとき、どんなことが嫌かな」

「どうやったら切れるかな」と聞きました。

息子は、「美容室に行くのが嫌だけど、家に来てもらえれば切れる」と教えてくれました。

子どもが自分の辛さを話したら、共感してあげます。

 

「そうだったんだね」「辛かったね」と伝えてあげましょう。
 

私は、早速、訪問してくれる美容師を探し予約をいれました。

美容師の方には。事前に、息子の感覚過敏の事を伝えておき、

カットする時間も10分くらいで終わるようにお願いしました。

すると息子は、家だと安心して切ることができたのです。
息子のカットが終わったら、「髪、切れたね!かっこよくなったね!」と伝え、

美容師の方も息子の事を「髪をきれて、すっきりしたね!」と声かけしてくれました。

お子さんが、少しでも髪を切ることができたら、「髪切れたね」と肯定の声かけをしてあげましょう。

お子さんは、少しずつ、家で髪を切れるようになり、「髪を切れた」という成功体験を重ねていくと

 

自信につながっていきます。

 

♦美容室で髪を切る

 

そんなある日、息子は突然、「今度は美容室に行って髪をきりたい」と言ってきたので、
 

「美容室行きたいんだね!じゃあ、今度行こうね」と約束しました。

そして、私がお世話になっている美容室に連れていき、

美容師さんと少しお話をし、予約を取り、後日、伺うことにしました。

後日、息子は、美容室に行き、髪を切ることができたのですびっくりマーク

♦「何で美容室に行けないの」と言わない
私は、息子に「何で美容室行けないの」と言うのをやめました。

息子が美容室に行けないことに注目した声かけは、息子がますます、美容室が嫌いになってしまうと思ったからです

お母さんは、声かけを変え、お子さんの特性を理解し、

お子さんのできるところからサポートしていきましょう。
 

お子さんは、少しずつ「髪を切れた」という体験を重ねていけば、必ず美容室で切ることができますよスター

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

 

発達科学コミュニケーション

小川 薫