発達障害で不登校のお子さんは、お金の管理が苦手ですね
欲しいものがあればすぐに買ってしまう…
我慢できない…
お母さんは、そんなお金の管理ができないお子さんの将来を心配になってしまいますね
では、お子さんが、お金の管理が苦手な理由をみていきましょう。
1つ目は、見通しを立てる、計画を立てる事が苦手だから。
毎月のお小遣いやお年玉の残高を気にしながらお金を使っていくことができないのです
2つ目は、ADHD傾向のお子さんは、衝動性の強さがあるから。
またASDタイプのお子さんは、こだわりの強さがあって譲れなかったり我慢できなかったりするから。
お子さんは特性の強さがあることで、「コレ欲しい」と思うと我慢できずに買ってしまうのです
3つ目は、お母さんが、お子さんのお小遣いやお年玉の使い道に制限をかけてしまうから。
お子さんに「また買うの?」「それは,買ったらダメ」と言っていませんか。
お母さんが、お子さんのお金の使い道に制限をかけるとことで、
お子さんは自分で考えてお金の使い方を学ぶことができず、
いつまでたっても正しい金銭感覚は身につかないのです。
では、発達障害で不登校の息子の金銭感覚がおかしいエピソードをお伝えします。
息子は小学5年の2学期から不登校になり、
中学は、最初の3ヵ月ほど登校しましたが、その後また不登校に
なり現在は、中学3年生になりました。
当時、息子は、フォートナイトというゲームにはまっていて一日中ゲームをやっている状態でした。
そんな息子は、フォートナイトの大会で勝つためにお小遣いの全額を課金にあてていました。
息子は、「○○のアイテムがあったら勝てる」と言って、次から次へとお金をつぎ込んいったのです。
また、自分のお小遣いがなくなれば、私のところに来て、お金をせがみ、
私がお金を渡すまで文句を言い、ふてくされている状態でした。
そんな息子をみて、私は、「いい加減にして」「また課金するの」と
お金の大切さについて、息子にガミガミ言っていましたが、全く息子には届かず、
息子の金銭感覚はおかしくなるばかりでした。
そんな金銭感覚がおかしかった息子をどのようにサポートしていったのでしょうか。
♦息子にお金の制限をかけることをやめる
私は、息子のお小遣いやお年玉の使い道に口出しをすることをやめました。
私が、制限をかけると、息子がいつまでも正しい金銭感覚が身につかないので、
息子がどんな使い方をしても、口出しすることをやめました
♦お遣いで正しい金銭感覚を身に付ける
私は、実体験するのが一番いいと思い、息子にお遣いをお願いするようにしました。
例えば、息子に余るくらいのお金を渡し、お遣いをお願いし、
「残ったお金で、好きなお菓子を買っていいよ」と息子に伝えました。
すると息子は、自分の好きなお菓子を買いたいので、
あそこのスーパーは「トマトが150円だった」「パスタは、駅前のスーパーが安かった」と
教えてくれるようになりました。
息子は、買い物をする時に、値段をしっかり意識して買い物できるようになり、
自分の好きなお菓子を買えるようになりました。
息子は、お遣いを通して、お金のやりくりを学ぶことができたのです。
大人になって、急に正しい金銭感覚が身につかないので、
子どものころからトレーニングしていき、お金と仲良く付き合っていけるようになりましょう
お母さんの声かけを変え、お子さんにお遣いを通して、正しい金銭感覚を身に付けさせましょう
最後までお読みいただきありがとうございました。
発達科学コミュニケーション
小川 薫