みなさん、こんにちは！
今日は少し変わったコースをご紹介したいと思います。
オーストラリアで安く・早く永住権を取りたい！と思っている学生さんなら、シェフ・自動車整備士・大工・レンガやタイル職人などは当然ご存じだと思います。
2023年から始まったエイジドケアワーカーも、Labour Agreementを結んだ企業が74まで大きく拡大し、段々と門戸が開いてきた今後有望な職種の一つといえるでしょう。
ただ、「キッチンではもう働きたくない」、「日差しの強いオーストラリアで野外では働きたくない」、「エイジドケアなどでのコミュニケーションには苦手・自信がない」などなど、上記の職業どれにも惹かれない方もいらっしゃると思います。
そんな方のためにご紹介したいのが「Cabinet Maker（家具職人）」です。
そもそも家具職人とは？
家具職人とは言いますが、実際には家具を作るだけでなく、キッチンや浴室周りの設置等をすることも多い職業です。
実際には、“Cabinet Making and Timber Technology”のコースを学習する中で、どういった選択科目を学ぶかによって船舶向けのキッチンなど専門性も進路も分かれてくる分野です。
同じTAFE QLDの大工のコースに比べると社会で活躍している女性の割合は多いですが、それでも一部の統計では女性の割合が3～6％程度とまだまだですが、卒業ビザも取得できる点に加えて、一般的なスポンサービザである482ビザ取得のためにMLTSSL職業リストにも乗っている職業であるため、少し変わった職種で永住も目指してみたい！という方は挑戦してみてもいいかもしれません。
[Cabinet Makerを取り巻く現況]
Jobs and Skills Australiaでは、Cabinet Makerの需給バランスについて2021年からの過去3年にわたってオーストラリア全域で”S=Shortage”となっています。
つまり、オーストラリアでは「Cabinet Maker」の数が絶対的に不足しているといえるでしょう。
これは今後も移民数の増加などにより人口増加が見込まれることや、古くなった家具の修繕、船舶向けの需要などについても継続して伸びていくことが反映されていると思われます。
*labour market insights. Jobs and Skills Australia
オーストラリアで学ぶ家具職人への道
QLD州では、TAFE QLD（2年で$25,200）Site InstituteとSite Institute International（２年で$25,600）となっています。
また、VIC州にあるHolmesglen InstituteではCertificate III in Cabinet Making and Timber Technologyを１年（$17,070）、Certificate IV in Furniture Design and Manufacturingを１年（$17,070）の計２年で分けて学ぶことも可能です。
オーストラリアは、家具の製作等の分野を勉強するにあたってメリットが大きい国といえるでしょう。いくつかのポイントを見ていきましょう！
クリエイティブな仕事:
家具職人は、木製の家具をデザインし、製作・修理するのがメインの仕事です。その中で家具を作るための部品や材料を選別したり、図面を製作したりと、幅広いスキルを身につけます。要求されるスペースに合う素材やサイズの家具の製作などクリエイティビティとユーザビリティのバランスが要求されます。
女が活躍できる分野:
家具職人は大工等に比べると室内での作業等も多く、作業の強度も低いため、肉体労働は比較的少ないです。また、手先の細やかな作業が要求されることもあるのでこれから女性が活躍できる分野の一つといえるでしょう。
需要の増加:
オーストラリアでの家具職人の需要は上昇しており、2021年から2026年まで4.7%成長する分野とされています。雇用がある州はNSW州、VIC州、QLD州などに集中しています。
学習機関とコース:
TAFE QLDでは「Certificate III in Cabinet Making」のコースがあります。このコースでは、家具製作やキッチン、バスルームの製造と設置のスキルを身につけ、キャビネットメーカーとしての資格を取得できます。
年収と比較:
オーストラリアの家具職人の平均年収は$56,000ほどで、日本の年収と比べると高めですがオーストラリア国内で見るとそこまで高い水準ではないです。
ただ、「クリエイティブな仕事に就きたい」・「手に職系希望」・「手先は器用な方だ」「キッチンや野外では極力仕事をしたくない」といったニーズに応えるコースともいえるので、一度考えてみるのもいいかもしれません。
家具職人に俺はなる！
今回はマイナーどころのコースについてご紹介させていただきました
永住へのパスウェイにどんなものがあるのか、ブログなどの情報だけではよくわからなかったり、毎年変わる移民法に比べて古い内容があふれています。
不安やあいまいな部分を残したまま大切な留学や永住を検討されている方も多いかと思います。
本日ご紹介したコースを含めて、オーストラリア留学・移民を少しでもお考えであれば、まずはお気軽にココスまでお問い合わせください！
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