毛皮のエロスを観ました。
舞台は1958年NYのフィクション映画ですが、実在した写真家
ダイアン・アーバスへのオマージュ作品。
ダイアン(ニコール・キッドマン)は、2児の母
ファッションカメラマンである夫アラン(タイ・バーレル)のアシスタント
をしてますが
自分の居場所ではない居心地の悪さを感じながら
何かを求め悶々とした日々を送っています。
(そんな気持ちは分からなくもないけど・・少なからず、皆そんな気持ち
持ってるんじゃないのかな。)
ある日、同じアパートの上階に、マスクで顔・頭を全て覆った不気味な男
ライオネル(ロバート・ダウニーJr.)が引っ越してきます。
2人は目が合い、ダイアンは一瞬にして彼の奇妙な姿に惹かれるのですが・・・
実は、ライオネルは、多毛症という病気で目の周り以外は全身毛むくじゃら。
彼女にはそのありのままの姿を見せ、ダイアンは更に惹かれていきます。
(うーん。。ナンデあの毛が魅力的なのか謎。。)
まぁ、世の中には色んなフェチの人がいるから・・
他人に迷惑を掛けてはいけないけど、自分が楽しめる範囲で
何かに打ち込めるほどのコトがあるのは良いですよね。
ダイアンは、ライオネルの奇妙な仲間達とも交流するようになります。
そして次第にダイアンが生き生きしていくのが分かるのだけど、
本人の外見は変わらず普通の人。
これこそが彼女の求めていた何かってコトなのかなぁ?
それならソレで良いけど、家庭を疎かにしてまで、自分の趣味の世界にのめり込み
ついには家庭にまでその趣味を持ち込むのは
妻として、母親として一体どうなの??
子供達が可愛いそうに思えてしまいました。。。
夫のアランはライオネスとダイアンの仲に嫉妬して、気づいたら
口ひげを生やしてた。その程度じゃ、ダイアンの心は動かないんじゃ。。
結局、最後にダイアンはライオネルの全身の毛を剃ってあげ、
結ばれてしまいます・・
うーん。。全身体毛のまま結ばれるなら分かるけど、ナンデ剃って
普通の男性になったところで、そーなるかな。。
ダイアンはライオネルが多毛症で、その異常な体毛に性的刺激を
受けたから惹かれてったんじゃないの??
ライオネルが最初から普通の体でも惹かれたの??
何だかココがすごく疑問~。
しかもライオネスがダイアンへプレゼントしたのは、
自分の抜けた毛で作った毛皮。。
これはぁ~ちょっと気持ち悪いし。。。
しかも、ライオネスは若い頃、自分の体毛が嫌で朝早く起きて
全身を剃ってたけど、すぐに毛が生えてきてしまって、
無意味だったと言ってたのに、
ダイアンに剃ってもらって一晩経っても
体はツルツルのまま。。
なんか色んな箇所で不自然さを感じた。
それから。。私はダイアンという写真家を知らなかったけど
彼女へのオマージュ作品のわりには、その才能については
ほとんど触れていなかった。
わずかに彼女の撮った写真に、夫のアランが声を失うシーンがあった程度。
もっとその辺りを表現しても良いのにな~
今でこそ、同性愛者や奇妙な趣味にも、個人の自由として受け入れられる空気に
ありますが、
当時はまだ闇の世界として堂々と表に出るコトが出来なかったんだろうね。
その辺り、ダイアンは献身的な妻・母を演じてガンバってはいるも
本来の自分を封じ込めなければならなくて、ストレスを感じ、最初のシーンは
精神的にシンドそうだった。
ライオネスに出会えたコトで、自分らしさが出せたのは分かったけど
とにかく現実離れした映像が印象的でした。
彼女はきっと独特な感性の持った芸術家らしい方なんでしょうね。
監督は、スティーヴン・シャインバーグ。
この映画の世界に誘い込まれる・・(?)コトもなく、
一体何が言いたかったのかも結局イマイチわからずでした・・。
*******Arbus Diane(1923-1971)******
NYで、裕福なユダヤ系アメリカ人家庭に生まれ育つ。
父親は高級デパート、Russek's Fifth Avenueを経営。
兄弟は詩人として有名なハワード・ネメロヴ。
1940年代から、主としてファッション写真をこなし、
夫とともに、「ヴォーグ」、「ハーパース・バザー」、「エスクァイア」などの
雑誌で活躍。
フリークス(肉体的・精神的な障害者、肉体的・精神的に他者と著しく
違いがある者、他者と著しく異なる嗜好を持つ者など)に惹かれ、
NYのゲイ、レズビアンの間で高い注目を集める。
1967年、NY近代美術館(MoMA)で開催された
New Documents showにて、三人の写真家の一人として選出されるも
次第に心のバランスを崩し、自殺。








痛いトコつかれた。。
と毎回おもうんだけどね。。




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