帰ってきたよアルゼンチン!! 北部を巡る ~ティルカラ編~ | 母が癌になりまして

母が癌になりまして

2020年12月上旬、母がステージ4、末期の膵臓癌であることが発覚しました。青天の霹靂!

抗がん剤治療はせず、自宅で緩和ケアを受けることを決めた母との日々を記録に残そうと思います。

 

3カ国目 アルゼンチン

滞在期間:計22日間

その1(2016/03/03~2016/03/16)

行った場所:ブエノスアイレス、パタゴニア

その2(2016/04/01~2016/04/08)

行った場所:イグアス、サルタ、ティルカラ

 

宿泊日数: 2泊

移動費: 1,073円(サルタ~ティルカラ/バス)

宿泊費: 2,300円(平均1,150円) 男女混合ドミ

ホステル: Tilcara Mistica Hostel

 

 

サルタからティルカラにはバスで向かった。

 

 

2階建てで一見よさそうに見えたバスであったが、2階部分は私一人だけで、

 

車中は古くて臭くって、『うぇっ!!』てなったのを覚えている。

 

大丈夫かよ、と少し心配になりながらも、何とか目的地到着。

 

 

ティルカラのあるフフイ州とその近隣のウマワカ渓谷はアルゼンチンに来るまで

 

ノーマークだったが、パタゴニアのホステルで出会ったブエノスアイレス出身の

 

女の子に、アルゼンチン国内でおすすめの場所を聞いたら、フフイを勧められた。

 

あと、グアテマラで出会った台湾人とサルタで再会したときにも、ティルカラが

 

よかったよ、と言われたので、その言葉を信じてここまで来たのであった。

 

 

かなり小さな町と聞いていたので、またなんちゃってバックパッカーチャレンジをして

 

事前にホステル予約をすることなく、バス停到着して宿探しをし始めたのだが、

 

道路は舗装されておらず、砂利道でデコボコ。

 

 

コロコロバックパッカーの私の腕はまともにコロコロできなくて、悲鳴をあげはじめ、

 

ついにここでコロコロバックパックを担いだ記憶がある。

 

 

小さい町のはずなのに、ホステルまでの道のりがかなり遠かった~~。

 

2件目くらいで、『もうどこでもええわ!』ってなって決めた宿は、ほぼ客おらず、

 

英語もカタコトでしか通じることなく、ドミトリーは私だけで独り占めだった。

 

 

ティルカラ自体は遺跡とか渓谷の眺めとか、かなり素敵だったよ。

 

ただ、もしここで何かあったら、英語もほぼ通じないし、ド田舎だし、どうなって

 

しまうんでしょう~。 誘拐とかされたら、いつ誰が気付いてくれるのだろうか

 

と、ひそやかに不安と戦っておりました。

 

               ティルカラ遺跡のピラミッド

 

                    植物園

 

             向こうに見えるのは七色の丘?

 

 

 

 

到着翌日は朝からティルカラ遺跡とその周辺の渓谷を一人でハイキング。

 

小さな遺跡だったけど、なかなかいい感じだった。

 

渓谷の眺めもサボテンとの相性バツグンでサマになってた。

 

 

遺跡を一人で見てたら、ブエノスアイレスから来たというアルゼンチン人に話し

 

かけられたけど、確かスペイン語だったからほぼ会話なりたたず。。。

 

今さら遅いけど、やっぱりスペイン語話せた方がよかった~。

 

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ハイキングが終わったあとは、チリのアタカマまで行くバスのチケットをゲット

 

すべくプルママルカへ移動。

 

バス停で聞いてみるも、アタカマ行きのバスはそこから出てはいないとのこと。

 

もうどうやって探したのか分からないけど、町中を奔走し、何とかチケットとバスの

 

停車場所を確認できた。前日に確認きて本当によかったよ。

 

それしてもどうやってコミュニケーション取ったんだろう。

 

まあ何とかなるもんだ。

 

ちなみにプルママルカの町もかなり小さくてのんびりでこんな感じ。

 

             後ろに見えるのも七色?

 

 

基本、道は舗装されていないのだね。

 

ちなみにウマワカ渓谷って世界遺産なんですね。知りませんでした。

 

周りの山というか丘というか渓谷はいたるところでグラデーションしていてキレいだった。

 

なんかとにかくのどかでしたわ。

 

 

そしてティルカラに一旦戻り一泊して、アタカマ行きの国境越えバスに乗るため

 

翌日またプルママルカへ行って、前日に言われた通りのバス停車場へ向かうのだが。。。

 

 

 

 

本当にここであってますか? 誰一人いませんけど。。。

 

ってか、一車線ずつしかない道路に面したホテルの駐車場で、本当にだ~れも

 

いないの。しかも言われた場所になってもそれらしきバスは一向にやってこない。

 

大丈夫かよ。。。どんどん不安になってくる。

 

でも私しかいないし、誰に聞けに行けばいいかも分からないし、もうコロコロ

 

バックパックを引っ張って歩くもの嫌だし。。。

 

 

 

ってことで、仕方ないのでしばらく待っていると、どれくらいだったかな、30分くらいだったかな、

 

来たんですよね~、それらしきバスが。

 

そしてこの駐車場にバッチリと止まったのです!!

 

あ~、おとなしく待っててよかった!

 

 

 

そしてバスの中に入ると!すでに沢山の乗客がいた。

 

そしてほぼ全員バックパッカーと思わしき欧米人たちであった。

 

こんなところで一人きりで搭乗してきたアジア人を珍しそうに見ておったよ。

 

 

 

二階建てのバスはサルタ発のそれに比べたら大分マシであった。

 

そして、自分の指定席に行くと、隣はアメリカ人女子が座っていた。

 

もうなんか正直、ホッとしたわ

 

アメリカ人でさえ会うとホッとする。 だってサルタ出てから外国人すら見て

 

なかったし、バスのチケット買う以外はほぼ誰とも会話してなかったからね。

 

知らない場所、しかもかなりのド田舎で一人きり、って結構しんどいかも。

 

 

ってことで、

 

まとめ

 

  • 一人旅とは時に、不安との闘いである。
  • 言葉は通じなくとも何とかなる。
  • たまにはじっと待つことも必要である。

 

 

国境越えバスへの搭乗と共に、約3週間にわたる私のアルゼンチンの旅も

 

終わりを迎えたのであった。

 

 

アルゼンチンね、今回行けなかったところもあるし、また行きたいよ!!

 

見どころ満載の国であること間違いなし。

 

 

お次は、隣国チリのサンペドロ・デ・アタカマでございます!!